華厳の滝、竜頭の滝、湯滝、吹割の滝、滝三昧。

まとめサイトなどでご覧になっている方も多いのではないでしょうか?
台風の影響で華厳の滝の水量がいつも10倍と聞きつけ、
「それは、見てみたい!」と急きょ行くことに致しました。

目覚ましは、2時半にセット。一時間後、出発し、途中空が白んできました。
明智平の手前いろは坂途中の空がこちらです。

いろは坂

カフェアート、華厳の滝 入口

小一時間待って、少し早目に開いた展望エレベーターに乗りました。

華厳の滝、虹

虹です!
さて、水量がどれくらい違うのか、5月と比較してみましょう。

華厳の滝、水量10倍 華厳の滝 5月

太陽に雲がかかると、虹が消えるので、それとの比較です。
ホント、同じ滝とは思えないくらい水量が違います。
また、まわりの緑も違うんですね! びっくり!

滝、虹

ちょっとだけ、中禅寺湖をのぞいて帰るつもりで、車を進めてもらいました。
すると!
「あ、こんなところに、竜頭の滝が!」で、見ることに!
竜頭の滝

茶屋がくっついていたので、ちょっと食べました。
お雑煮500円。あげもちです。

ぞう煮

ちょこっと山菜、あげもち3つ。
それから遊歩道に沿って上って、中流と上流から滝を眺めました。
上にあがると、遠くに中禅寺湖が見えます。
中流がひとつのビュースポットになっていました(看板がありました)。

竜頭の滝、中復 竜頭の滝、上流

 

運転担当の旦那が言いました。
「そうか、吹割も近いな」
「え、近いの? 行く!」
「えー、行くのぉぉぉ?」

湯滝

 

途中、見つけた湯滝。
有料駐車場普通車500円に躊躇する人が一人いましたが、
でも、期待値ゼロで見たせいか、その人が
「うおおおお!」と叫んでいました。
近いです!

こちらはツキノワグマも出る遊歩道、全部で40分くらいで
回れるみたいですが、サンダルなのでやめました。

遊歩道

魅力的ではありませんか!
行ってみたかったです!

駐車場から滝までの距離が本当に短いので、足の悪い方でもご覧になれます。
滝好きだけど、もうあまり歩けなくなった姑を連れてきてあげたいって思いました。

栃木から山を越えて、群馬県へ!
途中、気になる温泉街などを超えて、吹割の滝へ。
ここで、私がカンチガイしていたことがわかりました。
「あれ? 袋田じゃないんだ」
「吹割! 前に来たとき、水量がなかったでしょ?」

10年前くらいでしょうか? 前回に来たのは。
結構混んでいたため、案内図をちゃんと確認できず、
適当に歩いたら、山道っぽいところをくるくる回って、
結局一周するハメになりました。

吹割の滝 吹割の滝

 

あれれ? ココ歩くなら、湯滝の遊歩道行きたかったですよ。
なに、サンダルで落石ギリギリのところ、歩いているのでしょ?

吹割の滝

真ん中に見えるのが、吹割の滝です。小さいけれど、わかります?

吹割の滝

やっと着きました。これが撮影&見学の限界です。

吹割の滝

少し離れてみると、こんな感じ。

つまり、「吹き割れている」部分をナナメ上からしか見られないのです。
地形上、安全上。

これは、フラストレーションが溜まります。
おそらく、吹割の正面から見ることが出来れば、「おおおお!」でしょうね。
でも、地形上、難しいですねー。
うっかりテコテコ歩くハメになったところは、絶壁なので、一般人には
どうにもなりません。

吹割の滝
ね? 舟や橋ってわけにもいかないでしょ?

というわけで、日帰り滝ざんまい。
栃木から群馬にかけての風景がなんだか心地よくて、
ひとつは、高さがないせいでしょうか。
二階建てより高い物があまりないんですよね。
空間的に開けていて、基本は山で。

少し前の日本がまだ残っている感じというか。
治水や道路についても、考えさせられました。
先人たちの知恵と努力によって、険しい道も簡単に移動が出来ます。
大きな川も、整備されています。
滝は前からあったでしょうけれど、そこに至る道は誰かが整備してくれたもので。
湯滝は、案内看板だけではたぶん立ち寄らず、ネットにあった画像で、
「一応見ておくか」とのぞいたら、「大きいねー!」でした。

他の方が用意してくれたものの恩恵に預かって生きているのだなあと
なんだかぼんやり感じる一日となりました。

そうそう、華厳の滝は、「朝9時くらいまで」は見られるそうですよ。
よく「運がよければ見られます」みたいに言う人がいますけれど、
どうも私はそういうのはイヤですね。
「お天気がよければ、朝9時くらいまで」というだけのことで、
別に、運は関係ないじゃないですか。
自分に関しては、「見られてラッキーだったなー」って感じますけれど、
それは、運がいいからではなく、本当にたまたまでしょ?
要は、滝の角度と日照条件ですよね。

今回気づいたのは、朝7時30分と8時近くでは、虹の高さが変わるということです。
太陽が昇り過ぎちゃうと、虹の位置が下がるのでしょう。
Wレインボーが出ることもあるみたいですねー。
どういう条件が重なると、滝の虹が二重に見えるのかなー?
理系の人なら「ああ、それはね」って説明してくれるでしょう。
あいにく、身近にいないので。

というわけで、お天気のよい日、華厳の滝へ朝イチで行かれることがありましたら、
虹が出るかもしれません。なかなか美しいので、機会があれば、ぜひ!
また、お時間があれば、湯滝と近くの散策、よさげでした。熊よけの鈴もお持ちくださいね!

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