日々のこと

章月綾乃の日々のこと。

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電子レンジと私

電子レンジ、どうも信用していないですね。私は。
いや、ありますよ。我が家にも。日本橋にも。

でも、積極的には使ってない気がします。
直火が多分、好きなのです。

友人が「無敵レンジ」を買ったというので、どれどれと調べてみると、
焼き魚がラクチンっぽい。フタをしてレンジで加熱なので、レンジ内が汚れません。

さあ、どうする?
でも、たぶん、買わないなあ。

土鍋信仰が強いため、買わないな。きっと。
(と、自分に言い聞かす)

昔、神保町で土鍋で蒸し鍋をやったら、美味しかったんですよ。
で、自宅でもやろうと思い、ステンレスの蒸し器を買ったのですが、
同じ味にならないのです。そこから、土鍋のトリコに。

この前、病み上がりの人がやってきて、おかゆしか食べられないと言うので、
久しぶりに日本橋で、お粥を作りました。
また、三越がいい仕事をするんですよ。昔ながらの梅干しが手に入るし、美味しい昆布もあるわけ。お粥環境、完璧です。

なので、この前の桜まつりでは、蒸し鍋を用意しまして。
室町の路地で老舗が色々出すんだけど、やっぱり冷えるんですよね。
おでんと迷ったけれど、蒸し鍋にしました。
野菜は、全部、三越で買って、玉ねぎがちょっとダメだったけれど、
他は高いだけあるね、のクオリティでした。

日本橋自炊スイッチ、久しぶりに入ったかも。
神保町時代と違って猫がいるため、落ち着いてご飯を作る感じにはならず。
でも、ちょっと頑張っていこうと思います。土鍋、大好き(だから、無敵レンジは買っちゃダメ。うちにはいらないよ>自分)

2025年4月1日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

姑四十九日と食中毒

姑の四十九日に参列してきたのですが、鴨川に着く前に旦那がLINEを見せてきて、「妹が怒っている」と。

いや、お怒りはごもっともで。うち、本当に何もしていないので。

とはいえ、何が出来るのだろうと思ったりもします。
お供えのお菓子なんかの手配は出来たかもしれないけれど、それをやったとしても、地元、または、都内でピックアップして特急で持って行く手間なんて、四十九日の段取りをつける大変さと比べたら、ノーカウントでしょうしね。

お墓に添えられた花が本当にキレイで、感心してしまいました。
こういうの、全部、やらせてしまったんだなと思いながらも、やっぱりね、わからないですよね。鴨川のしきたり、さっぱりわからない。
義妹は自宅に、お仏壇を用意したそうです。先祖の位牌なんかも実家から引き揚げて、全部持って行くつもりだと。本来は、長男であるうちがやるべきことでしょう。

いや、でも、本当に現実的ではなくて。
鴨川のご住職にうちまで来てもらう? いやいや、無理無理。

うちの母の特養入りだって、兄弟で足並みが揃ってないんですよ。
それでも、まあ、折り合いをつけて、なんとか合意を取った感じ。

姪が「おじいちゃん歩けないのに、どうして座敷の店にしたの?」と義妹に聞いていて、きっと地元で法事といえば、この店……なんだろうなと思いました。
絶対にないんだけど、私が手配するなら、ホテルとかにしちゃうだろうから。
それは、慣習的にないんでしょうね。そういう難しさがあります。

今回、反省があって。
会食が終わった後に、四十九日までの祭壇を片づける作業があり、
それくらいは、うちがやってもよかったのに、何もしないで帰ってきてしまったこと。
「二時の電車に間に合うから」「駅に送っていくから」で、ついそのままにしてしまいました。
で、また、旦那が怒られていて。ああ、これは、私のミスでした。
「せめてやって帰ろう」すればよかった!
まあ、それだって、焼け石に水だろうけれど。

姑の葬儀から四十九日までの間、体調を崩していたこと。母の特養入りが動いて、なんだかんだで忙しかったことがあって、一度も、舅の見舞いに行けませんでした。旦那は派遣していたけれど、何もしないからなあ、うちの旦那って。

結局、全部、義妹の肩にかかってしまい、
今、舅は義妹の家にいて、ずっと介護をしていて。

新盆も、一周忌も、きっと手を出せない。
手伝うには、機動力がない。車がないとどうにもならない。

うちが悪いんだけど。
でも、もう軌道修正が難しい。
もっとも、最初から難しかった気もしますね。先方は、鴨川の流儀に合わせることを求め、それを満たすためには、毎週のように顔を出す必要があるわけで。

どうしようもないことをウダウダ考えていたせいもあるのでしょう。
めっちゃ吐いたし、めっちゃ下りました。
翌日、人と約束していたので「こりゃ、キャンセルかしら?」と思ったけれど、案外なんとかなって。ノロとかじゃなくてよかったと思いました。
旦那はピンピンしているから、私の体調、気分の問題なのでしょうね。きっと。

まあ、でも、こういう話って、よくある気がします。
もういろいろ仕方ない。本当に申し訳ないけれど、私の力不足。
30代で出来なかったこと、50代でも、やっぱりできないや。



2025年3月31日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2025映画7「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」

古き良きアメリカ映画。
序盤の動きが鈍くて、ちょっと脱落しかけましたが、後半、疾走感が出てきます。

ティモシー・シャラメ先生、急成長でびっくり。チョコレート工場で、うーん、この歌唱力でミュージカル映画かあって思ったの、つい最近でしたが、「え、同一人物?」の仕上がり。スターの憂鬱とかやらせると、ドハマリしますね。

エル・ファニングが出てきて、わーい、お得と思いました。そして、エドワード・ノートンの善人オーラに終始癒されますよね。

2025年映画

1.劇映画 孤独のグルメ 2.アーサーズ・ウイスキー3.ショウタイムセブン4.デヴィッド・テナント&クシュ・ジャンボ『マクベス』5.ANORA アノーラ6.F1ow 7.名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN

2025年3月18日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

思考放棄

特養の窓口の方から連絡があって、
「24日の朝10時、退所となりました」と留守電が入っていました。

えええ?

いろいろナゾなのですが。
グループホームと特養で話がまとまったらしいです。
いや、ゆるっと「24日ですかねえ」の根回ししていたのですが、
時間、キーパーソン、関係ないんすかね? まあ、行きますけれどね。

前キーパーソンの弟が土曜日に母と外出をするのですが、
そこで、また「グルームホームにおいておこうよ」言い出しそうで、
ドキドキしていたのですが、先手を打たれた感じがします。

ま、もういいのかな。考えなくても。

この前、母がぬいぐるみを見せてくれて、
誕生日でどなかからかもらったらしいのですが、
「私からもらった」と言っていて。
いや、私は、塗り絵と36色色鉛筆しか持って行ってないぞ?

老人の孤独を思うと、背筋が凍る思いがするのですが、
仮に同居していても、孤独は解除されないはず。
一人で暮らせなくなったら、どうすればいいのか、答えなんてない気がします。

2025年3月18日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

迷うところ

私の面白い所は、自分の事はめったに占わないことでしょうか?

今、母はデイサービスのケアマネさんが頑張ってくれたおかげで、
奇跡の要介護4が出ています。

でも、これ、何かの間違いで、本当は要介護3とか、2くらいじゃないかと感じるのです。

ともあれ、要介護4なので「特養も入れる」で、申し込むだけ申し込んでいたら、空きが出ました。さらに、面会も済み、「早ければ来週、再来週に入所を」という段階です。

これに難色を示しているのが、長男で。
「まだ、グループホームにおいておきたい」が彼の本音。
まあ、わかるんですよねえ。
今回、お世話になったグループホーム、アタリなんですよ。

母は大変安定して、今は、掃除も手伝っているらしいです。
やれることが増えてきて、場にも人にも馴染んでいます。
「驚くほど早く適応した」とのこと。

面会も、外出も出来るし、お風呂は薪で入れているし、いいところなのです。

が、そんなにお金に余裕がないため、「やっぱり特養じゃないか」はあって。
昨日、長男弟と一緒に特養を見学させてもらったら、私の印象は変わりまして。

前回は1階で、すごく静かだったのです。寝たきりの方も多くて、
「わあ、ここに入れたら、一発で認知症進むな」という印象でした。
今回は、母が入所予定の3階の部屋で。たまたまですが、角部屋で非常に明るい、さらに、入所者さんが優しく柔らかい印象の方々でした。

月数万の負担なら、グループホームに置いておきたい気持ちが強かったのですが、二度目の見学で「いいんじゃないかな?」と気持ちが変わりました。

とりあえず、「どうしてもダメっぽかったら、出戻りもアリで」と言っていただき、「一回、特養に入ってもらおうよ」と弟を説得したのですが。

いやー、何が正解かわからないです。
弟は「たまには外出に連れていってやりたい」「アクリル板越しじゃない面会がいい」と言います。でもさー、母だけ外出の機会が多いと、他の入居者さんの妬みを買うと思うよ……と言ったら、
「それは想像でしょう? どうしてそういうことを言うんだよ」とキレられてしまい。

いや、人の心理ですよ。ごく一般的な。
入院中、お見舞いの頻度、回数で引け目を感じたりしますからねえ。

グループホームにしろ、特養にしろ、「捨てられた」意識は絶対にあるはず。
私が母の立場でも、きっとそれは感じる。でも、それを呑み込み、乗り越えて、適応しているわけで。老人たちは。

疑似家族としてやっているのに、リアル家族がやってくるのは、異分子でしょう。特養の面会は月に4回くらいと言います。ちゃんと理由があるのだと私は感じます。

きっと、母は私と次男の策略で「ここに入れられている」と思っているはず。
特養に移る話も一応して、「いいよ」って言われたけれど、どこまでわかっているかはわからない。そして、特養に移す際に動けるのは、私と次男です。おいこら、長男、いいとこ取りじゃねえか!

まあ、でも、とりあえず、動いてみて。
部屋や施設の広さは、圧倒的に特養なのです。私も住みたいくらいだわ。

と、いろいろモヤりつつ、ひとつずつ、やっていこうと思います。

まずは、世帯分離の代行だわー。面倒くさっ。


2025年3月16日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃