日々のこと
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無になる練習
漫画『にがくてあまい』を大人買いして、読んでいたら、
お料理スイッチが入って、まずは、大根餅からやってみました。
ところが、「粉」を買い忘れたことに気づいてさあ大変。
大根おろしてしまった後なので、迷ったのですが、片栗粉でそれっぽく出来ました。
うむ、大根餅、自分で作れることはわかったけれど、大根をすりおろすという重労働をどう考えるか、ですね。これ、フープロでいけないかな? 今度やってみます。
6Pチーズのガレットにも、目を奪われて、作っております。
夕飯は???
ポトフっぽいやつは作っています。じゃがいもなしで、じゃがいもいれると、足が速くなるので。
一昨日は、湯島聖堂の易の講座、昨日は、旧友出演のお芝居を見に行きました。
マクベスなのに、将門さまに置き換えられていて。
最初はね、面白いと思ったの。衣装も凝っているし、すごいなあと。
でもなあ、どんどんダレていく。
マクベスだから、夫人の血塗られた手が映えるわけで。
将門さまに重ねるのは、無理があるというか、大丈夫? これ、祟られない?
将門様置き換えなら、変調が欲しい。鎌倉の森が動かなくていいよ。
また、全員男性でやってもよかったかもね。女性の武士役とか、緊張感が消えてしまう。私が見たバージョンは、夫人役のコの力量もちょいと足らなくて。
髪の長さも現代なら十分に長いけれど、当時を思うと全然足らないから、そこは、鬘だろうと思ってしまうし。
衣装のレベルが高かったこと。
三人の魔女は陰陽師のコたちになっていたけれど、途中からキョンシーみたいになってしまって、まあ、なんでもいいやって思いました(投げた)。
将門様なので、「相馬」が出てきて、そこは萌えた。
そうまってどういう字だっけ?をずっと考えて、やっと終わりの頃に思い出せました。
小劇団としては、悪くないけれど、マクベスじゃないほうが楽しく見れた気はしますね。将門様と重ねたあたりで、イチイチ引っかかるし。
追記。
タイトル、回収してなかったですね。
お料理をすると、無になれますねって。ふふふ。ダメだなあ。私ってば。
広島&博多2 早朝参拝&福岡タワー
朝3時、足を攣りまくり、起きました。死ぬ!
朝6:30の厳島神社オープンを目指したら、わらわらと大量の若者が! 東京の高校の修学旅行なんだって!

私服で大量に神社前にいるから、抜くわけにも行かず待機して、6:30で列が動かないから、必死で先に入りました。
素晴らしい企画だけど、集合場所考えて! 先生。


朝ごはん、遅い時間にしたら、9:00ではなく、9:30スタートと知り、捨てました。若い従業員さんたちが必死に頑張っていますが、もう少し経営サイドがテコ入れしてあげないとダメなホテルでした。
人がいない。冷蔵庫の中に前の客の飲み残しがある。障子は破れている。朝食が8:00スタートか、9:30スタート。これ、2時間は無理でも、1時間繰り上げなさいよ、と思います。早い時間に集中しちゃうから、言われ、でしょうね、と思いました。
が、従業員がダメなわけではない。みんな、よく頑張っています。ビジネスホテルのつもりで使って、まあまあ、でしょうか。夕食は、いろいろ種類がありました。
夕飯も、お能に丸かぶりで、諦めていたから、朝なしで、まあ、いってこいかな?
宮島は、朝10時スタート。うむ、何も買えない!フェリーに乗り、対岸についてもまだやってない。
うえので、予約したお弁当をピックアップし、クロネコヤマトで宅配出して、広島へ。
広島から博多は、1時間程度。めっちゃ近い! 車中で穴子飯、三口だけ食べました。
博多で、旧友に会い、ランチして解散。
飛行機は初のジェットスター、どんなものかわからず、ドキドキします。これが19時台。時間は14時、悩ましい! 太宰府行けるけど、ほぼとんぼ返り。屋台も、時間的に難しそう。白山優雅のカレーも、時間が微妙過ぎ(視野に入っているのが、すごくない?)
とりあえず、福岡タワーから大濠公園に行くつもりで、アクセスを調べて下車したら、西新駅から徒歩20分ですって。笑ってしまいました。遠過ぎだよ! サザエさん通りをテクテク、トコトコ、ぐだぐた歩き、なんとか到着。


降りたら、もう体力がなく、「止まってから席を立ってください」をイライライライラ繰り返す運転手さんのバスで、博多駅に戻りました。
16:30、やることないんだが?
仕方ないので、お風呂へ。

ここがよかった! なんかめっちゃ雑で。
嬉しくなり、ビールも飲みました。
17:30には、福岡空港へ向かい、トリカワ食べて、ジェットスターに乗りました。
まー、揺れる、揺れる! 向い風で、ガタガタです。
手荷物は、上か、足元かのルールが厳しく、本当に移動特化ですね。でも、福岡→成田が一万ちょいって、なんか頭がバグります。マスクを忘れたのが大失敗。
成田は、夜景がない! いや、少しは光ってますが、暗くて笑ってしまいました。羽田の華やかさがない。
さくさく帰るだけ。
ジェットスター、また機会があれば、ですね。オフロード過ぎて、疲れました(天候のせいですね)
自分との約束、宮島に泊まる、弥山に登る、旧友に会いに福岡に行くが果たせてよかったです。また、厳島神社で、お能を見るも出来て、よかった!
旧友と一緒に蘭奢待カードを開けるつもりが、まんまと忘れました。しくった!
広島&博多1 弥山と観月能
友枝昭世さんが見たくて、今年は観月能に行こうと決めたのが8月8日。
おそらく、7月末日発売のチケットの戻りをタイミングよく買えたのだと思います。すっかり忘れていて、「ハッ!」となって、のぞいたら、買えました。
それでも、B席でしたけれど。
とりあえず、大人気でチケットは瞬殺です。
前回、厳島神社に行ったのは、2008年11月23日。珍しく、旦那と行きました。
めっちゃ混んでいた記憶がありますが、無理もないですね。紅葉ハイシーズンです。無茶していたなあ、昔の私。
その時、出来なかったことをやろうと思ったのです。
1.弥山に登る
2.宮島に泊まる
3.生ガキとあなご飯を食べる
途中、人と一緒に行ったのにソロだった高尾山登山が挟まったので、
「弥山に登ろう」と気持ちが傾きました。
あ、ロープウェーがあるのです。弥山には。
そこから、めっちゃ本気を出しまして。
モンベルへ行き、登山靴とストック、トレッキングポール、靴下を買い、
もう一度行き、畳めるリュックと手袋を買い、
Amazonでヘッドライトの代わりになるミニ懐中電灯を買い、
さらに、旦那にヘッドライトも借りました。ふー。
ただ、「本当に登るの?」の決心がつかず、
だって、朝3時起きで、ほぼ半日移動、夜はお能ですよ? 間に山を挟むのって、ちょっと無謀ですよね。
新幹線は9時で予約をしていました。が、無事に3時に起きられたので、
品川始発に変更しました。

本当は、広電に乗りたかったのですが、今回は往復JRで。


この時点で11時ちょい前、ホテルに荷物を預けて、登山モードになって、
厳島神社は遥拝で、紅葉谷コ-スを目指します。
途中、ローブウェーの分岐があるので、相当迷いました。
「行きをロープウェー、帰りを歩くでもいいのでは?」と。
でも、ここで日和ると、一生登れない気がして。
今回は、「途中で折り返してもよい」ことにして行きました。

インバウンドな方々に励まされつつ、なんとか登頂。
これねー、ロープウェー合流後がキツいです。
「もう終わり」って思っちゃった後から、40分くらい歩くし、
人が増えるのに、山のマナーではなくて、観光客=お客様意識の人ばかりになるせい。

うかうかしていたら、14時近くになったので(だいぶ時間がかかっております)
帰りはロープウェーで下りました。
大鳥居の干潮に滑り込み、下を歩き、
ホテルでチェックインして、焼き牡蠣を食べに行き、
また、ホテルに戻って、ざっと温泉に入ったら、もうお能の開場時間です。

登山&温泉で感覚が狂ってしまい、いっぱい防寒着持ってきたのに、
うっかり薄着で行ってしまいました。もらったパンプを背中に、
もらったカイロをお尻に入れて、ギリギリでした。アホ、私。
お能は本当に素晴らしかったです。
ただ、観客のモードが全然ケのままで、ハレにならない。
つまり、ノイズが多いのです。
野外で寒い、おそらく、そんなにお能を見てはいらっしゃらない方がほとんどなのでしょう。
毎年、観月能はご覧になっているかもしれませんが。
仕舞が始まっているのに、遅れてきて、「どこですか?」と声に出して聞いてしまうお客様。後ろを無神経に歩く人たち、回廊なので地震のように響きます。
後半、冷えてきたため、服を着る衣擦れの音。
シテが幕の向こうに消えた途端、帰り支度をする人たち。
嘘でしょ?と思いました。
せっかくの、「静寂」「波の音」「夜」が成立するシチューエションなのに。
本当にもったいないと思いました。ちょっとだけ、集中しようよ、そしたら、素晴らしいよ?
でも、これ、毎年こうなんだろうなあ。
観客の意識が「お能」ではなく、「寒さ」「早く帰らなきゃ」にある以上、
どうにもならないですね。野外だから無理もない。
でも、これ、「残念」というだけで、「仕方がないこと」と考えが変わりました。
奇跡のような一瞬、「静寂」をシェアできる舞台は揃っているけれど、
きっとそんなことは起こらない。
あるいは、S席なら、気にならないかな? わからないけれど。
B席は、ちょうどお幕の正面、だいぶ、上手寄りでしたし、
柱の陰、男性の後ろだったのに、キレイに見えました。

いろいろ思ったのは、「神様のお導き」なんだなってこと。
当日券も売っていたし、途中ツアーのSに乗り換えも考えたのですが、
なぜかログインできなくて。
「じゃあ、Bでいいか」って思って座ったら、よかったのです。
幕の正面すぎて、橋がかりがないかと思ったら、ありました。
へええ!!!

20:20終演予定が20:10には終わったので、
ギリギリ宿の夕食にも間に合いました。
お昼、おにぎり一個だけだったので、めっちゃ食べました。
30分とは思えない勢い。
きっとホテルの人は呆れれたでしょうが、人には事情があるのですよ。ホホホ。
蘭奢待のこと
つくづく思うのですが、なぜ、再現された 蘭奢待にこんなに関心を寄せているのでしょうね? 私は。
ぼんやり思うのは、きっと「聞けなった体験がある」んじゃないかなってこと。
「これが 蘭奢待じゃ!」な人がいて、それは、そう遠くない距離で、
でも、「お主はならん」されたんじゃないかなあ?
あはは、この口調じゃ、信長さま一択じゃん。
「 蘭奢待でおじゃる」「なりますまいのう」的なことかもしれませんが。
ああ、多分、こっち。こっちのほうが濃い、深い。
私は、前世はあると思っていて、
なんかあちこちで、キャッチしちゃうのですが。
グループセミナー受けたら、死んでいくプロセスを体験したり、
雲龍さんの笛の音で、いくつもイメージを見たり、
氷室先生の絵が当たったり……。
ああ、隠岐で村人たちに責められる夢も見ましたね。
八百杉さまが助けてくれたんでした。
ばおばぶさんという能力を持っていた方の言葉がふいに浮かびます。
「第三の目が半分開いている」と。
もう20年くらい前のこと。半目ってなんだよって思って面白かったの。
蘭奢待のカードは、友達と会ったら開けて、聞いてもらうつもり。
きっと、同じ時代に生きていたのでしょうねえ。そんな気がします。
蘭奢待を聞く
わかるような、わからないような。
ガラスの器の中に収められた香りを聞きに行きました。
「正倉院 THE Show」
上野の森美術館の展示は、基本、エンタメだと思っています。
今回は、前売りをだいぶ前に買っていたのに、すっかり失念し、
「そうだ、蘭奢待!」と思い出して、会期終わりに行くことに。
いつもなら、平日を狙いますが、蘭奢待香りのカードというモノが
お土産コーナーにあるらしく、それが欠品中、11月1日復活するとのことで。
がんばって、10時に上野について、うっかりたいめいけんに寄ってしまい、
カキフライ食べていたら、大行列に。
でも、10時に行っても、たいして状況は変わらなかったようです。
三越前でランチの約束をしていたので、一回撤収し、
買い物をしながら帰りました。
グランスタで、東京駅限定パッケージのとらやの羊羹を買い、
八重洲地下街の一番街、おかしラインドで50周年限定ハイチュウ濃いぶどうを買い、地上に出て長門さんでわらび餅。
味百選をやっている日本橋高島屋をのぞいて、
金谷ホテルのロールパン、
抹茶試飲が素晴らしく、売茶中村さんで抹茶を買い(でも、あんなに素晴らしくは立てられない気がしますね)、
まつ月さんのわらび餅も食べ比べ用に買いました。
日本橋を渡って、三越でティールのチョコレートバー。
お菓子売り場が大行列で萎えて、コレド室町1に行き、
にんべんのぬれ煎餅大袋、うまみ飴、
ヤナカ珈琲で、コーヒー豆の焙煎をお願いして、部屋へ。
ランチは予想と違って、本格コースで。
食べ終わったら解散となってしまいました。
コーヒーを受け取って、荷物をまとめて、再び上野へ。
「正倉院 THE Show」は17時閉館、
16:50くらいに並んで、ほぼ待ちなしで中へ。
私の狙いは、蘭奢待なので、それ以外は捨て。
ああ、復元された楽器もチェックしなきゃで、音を聞く列に並びました。
結局、イヤホンガイドで聞けるとわかったんだけど、ちょっとロス。
蘭奢待は、シナモンっぽい、ちょっと甘くスパイシーな香りがしました。
しかし、カードを手に入れるのに、その後90分並ぶハメに。
入店待ち30分、会計60分って、不手際もいいところでしょう。
17時で閉まるのに、会計終わって17:47。
まだまだ、大行列でした。
レジ、2個くらいしかないんだもん。バカすぎる。
ストレスが溜まりまくって、夜間公開している西洋美術館へ。
『オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語』
空いてはいなかったけれど、正しい美術鑑賞が出来て、大変癒されました。
絵の中のドレスが大事に保管されていて、一緒に飾られているのには萌えました。ああ、ほぼ、等身大なんだ。奥様亡くなってからも、ずっと大事にしていらしたんだ、と。ちょっと泣きそうに。
アルベール・バルトロメ《温室の中で》と、夫人のドレス。
本当に素敵でした。ドレス、後ろ側が見られるんですよ。
フルーニング美術館・国立西洋美術館所蔵 フランドル聖人伝板絵―100年越しの“再会”も、面白かった。
物語る黒線たち――デューラー「三大書物」の木版画は、ザクザク見たけれど、
体力が追い付かない。濃い。
クタクタになって、帰宅。いつも行くお店が閉まっていて、
仕方ないから、ハイボールだけ飲んで。
重い荷物を抱えて帰宅しました。
高尾山以来の2万歩超え。で、翌日である本日は、寝潰しております。疲れた。
ホント、もうちょっと考えて欲しいなあ。
東儀秀樹さんが「言ってくれたら、協力したのに」とXで呟いていらして。
ですよねって思いました。
正倉院の中に入れて、琵琶の再現に尽力なさったYさん。
田島先生のお友達のことを思い出しながら。
雅楽を習っていたころ、あれも、不思議な時間でしたね。遠い遠い昔と今。