中学生のための占い

占いをひとつ、書き終わりました。

ターゲットは、中高生。メインは、中学生くらいでしょうか?
ホロスコープを見て、中高生の生活に置き換えて、占っていきます。

毎号、読者の方が、どんなタイミングで、どんな気持ちで読むのか
考えながら書いています。

書き終わると、結構グッタリしています。
きっと、「学校」を思い出してしまっているせいです。

楽しい思い出もあるのですが、反面、イヤな記憶もたくさんあります。
占いでは、「イジメ」とか、「ハバツ」とか、「仲間外れ」とか、
そういうところまでなかなか拾えませんが、リアルな中学生は
きっとそういう問題に直面していると思うのです。

学校に行きたくないとか、友達に会いたくないとか、絶対にあるはずで。
大人になってからも、思うようにならないことはたくさんあるのですが、
「学校」にいるときとは、また、話が違いますよね。
絶望的に世界が狭く、絶望的に無力で。

でも、本当は、ものすごく可能性を秘めているのです。
なろうと思えば、なんにでもなれる年齢で。

そこに向かって発信できる幸せを、いつも感じています。
そこに向かって発信する責任も、いつも感じています。

今、中学時代といえば、ひとくくりですが。
でも、当時は、永遠にも続く長い時間の連続だったような覚えがあります。

人間関係が濃くて、逃げ場がなくて、力関係が一回決まると、
ほぼ絶対で。
あのころを思うと、気が遠くなります。
お友達の娘さん、息子さんとお話しをすると、屈託のない
いい子ばかりですが、でも、当時の自分を思い出すと、
大人の前では演技をしていました。
大人にわかってたまるかって気持ちがありました。
だから、今見えるものとは、また違う世界があるのだと思うのです。

先生のあり方も、私が中学生のころとは違うし、
学校も、友達関係も、変化した部分があるのでしょうけれど、
年齢的な体験は、あまり変わってないんじゃないかと想像します。

中学時代は、人間の悪い部分を見る時期だと感じるのです。
嘘や差別、意地悪、見栄、嫉妬……。
そんなドロッとしたものに気づいたり、自分の中にもあることに
驚いたりして。
ピュアで潔癖ですから、そんなの許せないわけ。

本来、反抗期も、そんな一面がありましたよね。
大人は、汚い。
大人は、ずるい。
大人は、嘘ばかりつく。

折り合いをどうつけるか。
自分の正義をどう定めるか。

きょうは、こんな占いも書きました。
「嫌いという感情を認めましょう。それから、距離を探ればいいのです」

甘いだけの占いなんて、絶対に書きませんよ。
中学生というのは、一番手ごわい読者層じゃないかと思っています。
だから、書き終わると、ぐったりしちゃうんですよね。
さて、次の仕事、頑張ります!

 

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