自分らしさ

きょうは、久しぶりに幸せです。

特別にいいことがあったわけではないのです。
そうではなくて、自分のペースでお仕事を返せたことが嬉しいのです。

なんだかんだで、20年近く占いを書いていますが、最近は自覚しました。
私、書くのが早いんです。

いいかえれば、じっくりが苦手ってことです。
力を溜めて、試行錯誤して、何度も見直してして出す……のは、
憧れますが、残念なことに、かけた時間ほどの成果はない気がします。
「えー、そこ、5回見直したんですが。うわ、間違っていましたかあ。
すみません」みたいなことが本当に気楽に起こります。
まったく自分を信用していないので、初めての取引先の人にも、
私を信用しないでくださいと自己紹介して笑われています。
いや、大人ですし、仕事ですから、最大限の努力はしますよ。
しますが、できないものは、仕方ないですよね。

 

度々、笙の話で恐縮なのですが。
笙も、早いんですよ。どうするの? これっていうくらい
スピードアップしちゃうわけ。もう話になりません。
優しい先生は、「それでも前と比べたら、だいぶゆっくりになってきましたよ」と
慰めてくださいますが、そもそも、勝手なスピードで吹くあたり、
本当は雅楽器を持ってはいけない人間のではないかと思ったりします。

なんというのですかねえ?
雅を解さない人間といいますか。

一番つらかったのは、占い事務所にいたときでしょうか。
「早いけど、荒い」と繰り返し、叱られました。
叱られすぎて、萎縮して、文章がかけなくなるくらい、くるしかったです。
そのくせ、同僚が落とした急ぎ仕事、待ったなしの締め切りは、こっちに
振ってくるんですよ。ずるいですよねえ。大人って(笑)。
あの時代は、本当にいいように使われていたなーって思います。

今は、早さは、私の個性だと思っています。
ボールを投げられたら、パッと返す。
それが、自分らしさです。

花粉の季節は、体調が許さないため、普段1日で仕上げるところを
3日かけてもいいってことにしております。
本当に生産性が下がっているのに、締切は案外守れていて。

要は、普段は仕事のスキマにフラフラしていることが多いんですね。
社交をシャットアウトしているから、どんなに寝ても、だるいーって
もだえても、つじつまは合うわけです。
うん。ちょっと、人生を考え直したほうがいいかもしれませんね。

もしかしたら、花粉は「その生き方でいいの?」ってチャンスを
くれているのかもしれません。

いやー、点滴って、素晴らしいですね。
感心してないで、寝まーす。また、発作が起きたら大変です。
では、みなさま、おやすみなさいませ。よい夢を。

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