ヴィオール×笙

 

ヴィオールと笙の競演を楽しんできました。
フランスでヴィオール、イタリアではヴィオラ・ダ・ガンバと呼ばれる弦楽器は、初めて聞くのに、なぜか懐かしい音色でした。
音に誘われ、意識だけは、ベルサイユ宮殿へ連れて行かれます。

豊かで、美しい世界でした。

たまたまなのですが、これ以上、ないほど近くで聴けたため、笙のソロになると、私の足元に横に倒されたヴィオールのヘッドがくるのです。

で、そのヘッドには、女性の頭部の彫刻があしらわれていまして。

めっちゃ、気になるやん!

エセ関西弁、すみません。

とにかく、めちゃくちゃ、気になるんですよ!

 

終演後、うかがってみました。
「彼女の名前は?」
「よく聞かれる。名前は、まだない」

わかりました。我輩は猫であるのですね。

 

しかし、聴きながら、「うーん、マリアか、アレキサンドリアだな」と、勝手に名付けていましたが(笑)。
他のお客様に聞いても、「うん、マリアっぽいね」とマリア票が集まりました。ふふふ。まあ、仮名は、マリアってことで。
人様の楽器、なに、名付けてるんだか、よくわかりませんが。

 

しかし、楽器のヘッドの顔、なんだか存在感ありますね!
寡聞にして初体験だったのですが、機会があれば、他の彫刻も拝見したいです。
船のフィギュアヘッドは、魔除けや運航の安全祈願の意味があるそうで、楽器も同じと教えていただいたのですが。
歴史や意味、バリエーションなど、知りたいなあと思いました。マリア(仮)ヴィオールさんにも、また、いつかお会いできますように!

 

 

 

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