このブログのタイトル、「私が出会った不思議な人」に変えるべきかもしれません。
昨日、電話がかかってきて、小一時間つかまりました。
すごく悩んでいる風なのですが、悩みのポイントがどんどんズレていくのです。
あれも問題、これも問題。
聞いているうちに、気づきました。
「ねー、あなた、足し算ばっかりしていない?」
「足し算ですか?」
そー、足し算。
あれも、これもてんこ盛りにして、いろいろ加えていたら、そのうち、確変が起こるんじゃないかって期待してしていて。
でも、残念なことに、今のやり方だと、あちこちからフライヤーを集めてきていて「これもある」「あれもある」をやっているだけだから、ただのカタログ屋みたいになってしまっていて。
ご自身でもわかっているようでしたが、口だけの人になっちゃっていて。
これからは、引き算を覚えなきゃ!
そういうと、「昔は出来ていた」と答えが戻ります。
でもさー、今は出来てないんでしょ?
また、やってみましょうよ!
あれもこれもと、話がエンドレスになるから、「これとこれとこれ、3つに絞って。10日後に聞くから」ってしました。
人間、そんなにキャパないから!
一度にひとつずつやっていくしかないのです。
あれもこれもと気を散らし、欲張っていると、キョロキョロ人生で終わってしまいます。
決められない、始められないのは、自分が無価値だと知るのが怖いせいでしょう。
まあ、誰にでもありますよね。可能性を残しておきたいのです。
過剰な自信と過剰な不安、どちらも、現実からかけ離れていて。
現実は非常に不確かなものですけれど、それでも、一定の質感はあって。
それを実感し、自分のものにしていくには、ある程度のガマンや積み重ね、辛抱強さが必要で。
イージーな方向に流れると、もうイージーな生き方しかできなくなります。
評価は他人が決めるものですけれど、価値を上げるのは自分です。
ときとして、評価が価値に見合わなかったり、価値が評価に追いつかなかったりしますけれど、まあ、それはそれ。長い目で見れば、バランスは取れていくもので。
始めなきゃ! ね? 始めましょうよ。
何者でもない自分、そんなに楽しくないでしょ? 今より悪くなることなんてないんだから、踏み出して。想像よりも、ずっと地味な時間の連続だけど、それでも、進まないと見えないものがあります。スタート地点で、あれこれ心配していても始まらない。そう思いません?