なるほどねの巻

数年前、うちの近所に耳鼻科が出来ました。
すぐに通い始めました。非常に、いい先生でした。
評判が広がり、すごく混むようになりました。すると……。

治療内容が変わりました。

ステロイドを出すことに慎重だったのに、「1日1錠」とか気楽に処方するようになりました。
しまいには、「好きなときにだけ、治療に来るなんて!」と怒られたりしました。
え、だって、花粉症の治療なのに? そりゃ、シーズンにしか行かないでしょ???

素朴に疑問をいだいたので、その病院はやめました。
その後、私は耳鼻科の治療に限界を感じるようになって、アーユルヴェーダに挑戦中なのですけれど。

きょう、地元の美容院に行きまして。
そこで、耳鼻科の話になって、「あそこは、みなさん、ダメだと言いますね」と聞きました。

やっぱり、患者はバカじゃないですよね。
情報があふれているこの時代、評判も悪評も、あっという間に広がりますから。
ただ、私は知っているのです。
開業当時は、本当によい先生だったのです。親身になってくれて、専門知識もあって、診断も的確で。非常に見つけにくい症状も見逃さないような名医だったんですよ。

多くの人が悪しざまに言うような治療しかできなくなっちゃったけれど、本当はいい先生でした。ただ、多忙さか、お金か、よろしくないブレーンがついたのか、それとも、何か心境の変化なのか、理由はわからないけれど、ダメになっちゃいました。非常に、残念です。

やっぱり、大事にすれば相手に伝わるし、手を抜き、軽く見れば、人は離れるということですよね。ちょっと、わかったような気が致しました。人の振り見て、我が振り直せ、と肝に銘じましょうか。

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