品川聖&田中孝子デュオコンサートⅡへ

ヴィオラ・ダ・ガンバを聴きに行きました

椿屋

 

この楽器には、10月に初めて、出会いました。
笙との共演、サロンコンサートがあったのです。
そのとき、いただいたチラシを頼りに、初台へ。

やっぱり、うっとりです。
懐かしいし、華やかだし、豊かな世界です。

田中孝子さん、美人さんです。
そして、なんだかしぐさのひとつひとつ、やたら
かわいらしいのです。イイナ、素敵だなー!

聞いているだけで、物語が浮かぶのです。
美しい森の中にあるお屋敷の三代にまたがる雄大なストーリーが。
物静かな姉、寛大な叔父、ガーデンパーティに、ピクニック、破産、信用ならない来客……

いや、私のイメージの中で、ですよ?

寝てないし、疲れているし、わざわざコンサートに行かなくてもよさそうなものですが、
うかがって本当によかったです。
贅沢な時間でした。

で、余談ですが。どうやら、ご出演者の品川さんをビビらせた気配も(笑)。

自由席だったのですが、気楽に席を選んだら、品川さんの目の前でした。
帰りに「あの、わかります? 10月にうかがったんですが」と、ご挨拶するつもりでいたら、
絶妙な感じで待ち構えられていて、逆につかまっちゃいました。
「あのとき、チラシ渡したっけ?」
「はい。それを頼りにうかがいました」
やっと、納得なお顔でした。謎はすべて解けた!な感じというか。
よっぽど、気になったのでしょうね。
でも、これ、無理もありません。

だって、10月は、私、笙の先生のご縁でうかがいましたから。
きょうは、笙の関係者だれもいませんでしたし。
なんで来たんだ?なんでいるんだ?です。
いや、ヴィオラ・ダ・ガンバ、素敵だからなんですが。超・純粋な客ですなんですがね。

たぶん、私の名前、ご存知ないんだろうな〜(笑)。
しかし、顔には見覚えがあり、んなのが、うっかり最前列、目の前にいたら、
そりゃ、「あれ、誰だっけ? なんだっけ? どこで会ったんだっけ?」になりますよね〜。
すみません!

なにせ、先生とのご共演の際も、行きの電車で隣合っていまして。
そのときも、「ん? 知っている気がする。確か紹介されたよね。でも、
よくわからない。覚えてないぞー」で、お互いに意識しまくりでした。
前に一瞬だけ、ご挨拶はしたのです。

こういう「知人未満」なかなか距離が難しいですね!
なんか小ネタな感じで、楽しかったです。

 

 

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