きょう、一ヶ月ぶりに笙の稽古に行ったのですが。
「きょう、笙ケースのホコリを払って持ってきましたー」なんて言いながら吹いたら、上鳴りしたのです。
ちょっと、鳴っちゃうんですね。うちの笙。ホントは、修理に出した方がいいのですが、気にせずに使っております。
で、調子に乗って、竹を押さえず、上鳴りだけを響かせて吹いて遊んでみたのですが、周りが「ん???」って気づいた途端、上鳴りしなくなりました。あれれ???
「うちのコ、シャイなんです」とか、くだらないことを言っていたのですが。
稽古終わり、先輩が、こんなことをおっしゃいます。
「久しぶりに吹いてもらえて、笙が喜んでいた感じだね。注目したら上鳴りしなくなるとか、その笙、なんか犬っぽいね」
いぬ??? いぬですか???
「名前は、ポチまるとかつけたらどう???」
「やめてくださいよー。チョビと一緒で、そういうこと言っていると、それになっちゃ……」
なっちゃいました!!! 妙に、しっくり。
通称・ポチまる。心密かに名付けたまことの名前も別にありますが、それは、明かさず、とりあえず、ポチまる。
「ポチ」と呼ぶと、「ワン」って言いそうな笙です。
どんな笙なのでしょう?
笙を買って5年目についた名前が、ポチまる。ワン!
本日のお稽古のおやつ。
二回休んだ章月の手土産、ヨックモックのうさぎ他、花見シリーズ。
プラス、京都俵屋さんの福俵。こちらは、おすそ分けでいただきました。
そうそう、ちょっと「えええ?」なこともあったんですよ。
牡牛座さんのお誕生会に供えまして、また、高級ハーブティーを買いに行ったんですよ。
そしたらねー、「コンニチハー」ってした途端に、お店の人に「きょうも、忙しそうですね」って言われました。えー、なぜ、ご記憶に残っているので???
しかも、前回は、森先生と大石先生の開運お茶会の前に寄ったから、3月16日でしょー??? 一ヶ月くらい経っているじゃないですかー!!!
まあ、オーダーの仕方もヘンといえば、ヘンです。
前回は、「赤いお茶をください」。今回は、「青いお茶をください」。
そんな買い方をする人は、まあ、いないですよね……。
というわけで、4月18日は、「青いお茶」をお持ちしますよー。
効用をうかがったら、やっぱり、牡牛座さんのお茶なのです。
青って意味では、双子座さんのラッキーカラーでもあるので、5月の双子座さんの会に出していいかもですが、そちらには違うプランがございます。
きょうは、マローブルーの素敵な使い方もうかがったのですが、それは、お誕生日会では出せないのですー。惜しい!
なんだかほぼ趣味でやっている感じになりつつありますが、まあ、ぶっちゃけ趣味ですよ。趣味!!! でなきゃ、「牡牛座のネイル」とか、「牡牛座のお茶」とか、イチイチ凝らないですって!!!
結構、楽しいんですよね。根が懲り性なんでしょうね。
最後に。
先生から、笙づくりの名人さんの訃報をうかがいました。
しんみりとしたお稽古になりました。
いつか私も作っていただきたかったのですが、なにしろ、うち、ポチまるがいるもんで、なかなか、その時が来ないまま、時間切れになってしまいました。
無念な気も致しますが、そういうめぐりあわせだったのでしょう。
いろいろお話はうかがっていて、お目にかかったことも、お願いしたこともなかったのですが、心の中では近しい方でした。
ご冥福をお祈りいたします。
きっと、制作過程中だった笙もあったんじゃないかなーって考えて。
そう思ったら、すごく切なくなりました。
奏でるために作られていた楽器、出来上がりを楽しみにしていた演奏家さん。
きょうの続きが、明日とは限らず……。
きっと、たくさんの笙吹きの方が、さよならの曲を吹かれるのでしょう。
天上の音、光の音。天に届く笙の音。