濡れた髪のひ・み・つ

午後2時、なぜか私の髪は濡れております。
なぜ濡れているのでしょう? そのひみつをお話ししましょう。

きょうは、所要があって朝から大きい駅へ行きました。
大きい駅、ちょっと物語に出てくるみたいで楽しいですね。

で、用事を済ませ、振込を済ませ、インドカレーを食べてから、
書店巡りをして戻ってきたのですが。

家の近くの小さい駅に戻ってきました。ふと、「髪を染めよう」と思いつきました。
帰り道にある美容院にフラッと顔を出し、すぐにできるよって言われたので、よろしくして。
髪の毛を洗ってもらったのですが、いやあ、まあ、言われ放題で。

「痛みましたねー」
「ああ、そうですか」
「今、紫外線が強いんですよ」
「ほとんど家にいますよ?」
「(失笑)家の中でも、窓があれば、紫外線は入ってくるから」
「そうなんですか。あー、どれくらい切らないとダメかな?」
「お手入れされてないですよね?」
「ああ、本当に忙しかったので」
「手入れが出来ないなら、髪を切ったほうがいい。髪がかわいそう」

ムッカー!!!!

久しぶりに怒りで体がワナワナですよ。
白いちいさい布の下で、下唇を噛むの図ですよ。
うるさいって言うの!!!

「コンディショナーとか使っているんですか?」

もう返事しねええ!

シャンプー終わって、もう一回聞かれましたが、「覚えてません」って言いました。
「覚えてないって……」

で、「あちらへどうそ」で、「ごめん、帰る」しました。
「洗ってもらって悪いんだけど、言い方ってあると思うから」

そうですねって言ってたけど、絶対、わかってないだろー!!!
せめて乾かしてみたいなこと言ってたけど、近いから結構ですと
断りました。そのとき、先方が気にしているのは「タオル」ですよ???

タオル!!! いらねええ!!!

本当にもう、どこまでバカなの???
たとえばだけど、そのまま、タオルつけて帰ったら、あとから、気づいて
返しにいくでしょ。そこで、和解のチャンスだってあるわけじゃないか。
まあ、こっちの見かけを気にしてくれたのかもしれませんが、正直、
「ドケチ?」としか思えませんでしたよ。
つっかえしました。ホント、頭にきて(笑)。

なんていうんですかね。
傷んでいるって言われた段階で、切ろうって思っていますよ。私だって。
そうか、髪まで気が回らなかったなーって反省しましたよ。
どれくらい切らないとダメかな? 夏なのにまとめられないのはつらいなあって
いろいろ考えていたわけですよ。

なのに、なぜに、そこで追い打ちをかけるのですか?
なぜ、髪がかわいそうで、私はかわいそうじゃないのですか?
そういう状況になるだけの理由があるわけじゃないですか。バカですか?
人は髪のために生きるに非ず!デス。
どんなに忙しかったか、ギリギリで生きているのか、
まったく知らないくせに、想像もしないでよく客商売がやれるものです。

怒る私も私ですが、絶対前にも同じようなことがあったはずですよー。
ありえないもん。ふつう、相手の返事のテンポが落ちたら、そこで気づくでしょ?
「ん? ちょっとおかしいぞ」と。
アンテナ張ろうよ、頭使って生きようよ。少なくとも、美容師ならさ。
絶対、過去にもモメていますよ。
普通は怒って帰ったりしないだけで(まあ、私は普通じゃないので。その辺は)。

しかし、「きょう、美容院に行けたら、後が楽だな」って考えたのに、
なんで濡れた髪でプンスカ歩いて帰ってきているのでしょう?
だんだん笑えてきました。バカすぎですよ。私も。

まあ、おかげで家で落ち着いてマリィ先生のラジオを聴けたらよしとしますか。

久しぶりに怒っちゃったなー。
で、美容院変えなくちゃいけなくなっちゃったなー。
イージーに地元で済まさずに、友人のご紹介の銀座に行くべきでしょうか?
まあ、ちょっと考えますわ。

仮に銀座なら、いくら怒っても、ガマンしたでしょう。
仮に冬なら、黙ってガマンしたでしょう。いや、冬でも帰ったね。確実に。

まあ、こういうのは、怒ってよし。
合わない人のところに行く必要はないし、向こうも「髪がかわいそう」な客がこなくて
うれしいはずです。おお、こんなところにも、縁の切れ目が!!!

と、濡れた髪のひ・み・つとか、書いてないで乾かします。
あー、久しぶりに怒っちゃいましたよ。やれやれでございます。

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