『星ノ数ホド』を見てきました。
新国立劇場。二人芝居-対話する力-Vol.3
作 : ニック・ペイン
翻訳 : 浦辺千鶴
演出 : 小川絵梨子
出演 : 鈴木 杏 浦井健治
これは、難しい。この秋の新国立劇場の二人芝居シリーズ、三本の中で、脚本のレベルが一番高い気がします。
非常に、好演です。
ただ、意図的なのかなあ? 恋愛関係には見えない。寝てないよね? あなたたちって感じがします。
んー、プラトニック設定じゃないしな〜。
非常にクリーンで見やすいけど、生死がテーマなら、やはりセクシャルな空気があってもいい気がするんですよね。それが、人間愛に変化するような仕掛けが見えると、さらに奥行きが増す気がします。ある意味、出演者のファンの方には安心作品。でも、もうちょい男女の濃密さ、あってもいいと感じます。エッセンス的に。なんかエチュードを見ている気になりますから。ちょっとだけでいいんだけど。
装置は、後半の仕掛けがキレイでした。タイトルにも、脚本にも合ってますね。
木は何の象徴かなあ? もう少し広い劇場なら、さらに映える装置かも。