すっかり、明るくなりました。
めずらしく、徹夜してしまいました。
気持ちが過去へ向かう日のようで、もうひとつ、思い出しました。
幸い、こちらは、手元に図録があります。えらいぞ、過去の私。
今はなき大丸ミュージアム「妖精の世界展」、1998年2月。
そこに、一体の人形が出ていて、ほれぼれと見惚れました。
図録もあるし、その数年後に出た人形の写真集も買ったのですが、
写真では伝わらない何があるんですよね。
今は、すごく好きだったことは思い出せるけれど、何に惹かれたのかは、
やはり遠い感覚になっています。
検索をかけてみたら、去年からホームページがあるようです。
まだ、お手元にあるのかしら?
17年の時を経て、見せていただけたらどんなに嬉しいでしょう。
岩切映幹子さんの《蝶の妖精》。
今見たら、どう感じるでしょう? 知りたいような、知りたくないような
なんだかどっちつかずの気持ちがあります。
まさか過去に見たもので、思い出がいっぱい蘇ってくるとは、
想像もしませんでした。
蝶の妖精は、バーン=ジョーンズの前だったかー。そっか。
ま、妖精だの、人魚だの、そっちの嗜好の人間ってことですよ。
原点に、毛皮のコートがいっぱい詰まった異界につながる
大きな洋服ダンスがあるんだから、仕方ないですね。