歯医者で抜歯した後、先生に「体温があがることはしちゃダメだよ」って言われたのに
気楽に海まで歩いた私です。
どうも拗ねている子グルが気になるので。
で、やっぱ、ダメなんですよ。寝たふり、聞こえないふりをします。
海は緑で、キレイだけど、不気味で。
なぜか好青年が現れて
「青潮ですね」と声をかけてきます。
「ああ、これが青潮なんですか!」
「死んだプランクトンが原因で、魚なんかが死んじゃうんです」
「確かに、ちょっと臭いますよね!」
で、それだけ言って、彼は去って行きました。
えっと、あなたは、なにもの???
私に「これが青潮だよ」って教えてくれるお役目の方でしたか???
実際は、海も気になりましたが、それ以上に、不機嫌な子グルが気になっておりまして。
子グル、びくともしません。
代わりにグルが「ニャー」と現れます。
一通り戯れた後、一度帰りかけたのですが、やっぱり子グルが気になって戻ったら、
グルに見つかって、「どこに行くにゃー」とついてきます。グルを連れて子グルのところに
行くと、怒り心頭になっちゃうので、少し離れたところに誘導して、きょうは、もうグルの
サービスデーと割り切りました。
グルは、ちょっと面白くて、繁みの中とか、柵の奥とか、ちょっと遠いところに身をおいて、
こちらが手を伸ばす形で触られるのが好きみたいです。
何もない場所だと、安心しきれないのかな?
また、どんどん興奮してくると、なぜかわざと離れたところで行って、ヘソ天します。
あ、ヘソ天とは、おへそを見せることです。ごろんと転がって、たいていこっちを見ていますネ。
なんだ、その小悪魔みたいなの? 届かないじゃん。私に動けと?
すべて言いなりではいけませんから、近づいてあげるのが半分、
こっちに寄ってくるまで待つのが半分です。
でも、「グル、おいで」で、ちゃんとついてきたり、しげみから出てくるようになったのは、
スゴイことだと思いませんか???
ただ、そのせいで、子グルが拗ねているわけですが。やれやれ。
子グルの拗ねっぷりは、はんぱなく、ちょこっとあげているおやつにも、砂を入れます。
素直に食べていたのに、グルが近づいてきた途端、砂をかけました。
「どうせ、グルんとこ、行くんだろ。こんなの、いらねえ。食わねえ」ってことでしょう。
しかし、野良猫が餌を拒否するって、すごくないですか?
言い換えれば、「あなたとの仲は、お金(ご飯)じゃないのよ!」みたいな抗議でしょうか???
最近、私はちょっとブルーなのですが、それ、子グルに冷たくされているからなんですよねえ。
バカですよねえ。
旦那には「八方美人しているからいけないんだ」と怒られます。
そりゃ、グルが本命だったけどさ、グルと仲良くなる前に懐いてくれた子グルもかわいいんですよ。
引き取るなら、二匹一緒にって思っていたんですよ。
でも、野良ライフなのに、砂かけ抗議する子グルさん、仮にこれが家に連れてきていて、
同じヤキモチ焼き状態になっていたら、大変だったでしょうね。
あっちこっちで粗相したり、物陰に隠れて出てこなかったり……。
グルと子グルは、親子なんですけれどね。
あんなに懐いてくれていたのになあ。怒らせちゃいました。
最近はネットで、「猫 仲直り」とか、検索しています。
とりあえず、猫が知らんぷりしていても、こちらからの声掛けはやめてはいけないみたいです。
「子グル、大好きだよ」って話しかけていますが、耳しか動かしません。
耳、動かしているだけいいのかな?
で、またもや台風でございます。ホント、野良猫さんには、過酷な環境が続きますね。
雨の日も会いに行くからね! と、もはや、ウォーキングが目的なのか、猫が目的なのかよくわからなく
なっておりますが。
グルサービスデーなので、きょうは、櫛で毛並みを揃えました。
櫛で梳かされるのは好きみたいですね。こっち見て、ミャア言ってますから。
グルは、ケツパンが大好きで、骨盤と足のつけねのあたりをしっかり撫でられるのが
嬉しいみたいです。ヘソ天は、思う存分やりたい気持ちと自制心が葛藤しているようで、
しばしばお腹を出しますが、一瞬で体勢が戻ります。
快楽に溺れてはいけない……みたいな感じなのでしょうか?
香箱座りになるケースもあり、これも幸せそうで、見ていて嬉しくなります。
耳はかゆいらしく、中まで触っても嫌がりません(きっとダニがいるに違いない)。
頭はOK、ほっぺたあたりも悪くない、でも、喉から胸あたりはイヤって感じ。
台風接近で気圧がさがり、呼吸が苦しくないといいのですが。
余談ですが、最近はなせか犬にもモテます。
飼い主さんが「急にどうした?」というくらい懐かれたり、
ペットショップで犬がまとわりついてきたりします。
これも、広い意味でモテキでしょうか??? いろいろナゾ多き毎日です。
とりあえず、グルとの関係をキープしたまま、子グルとも仲直りしたいなあと思います。
やっぱ、八方美人なのでしょうか? むー。