一年の大半、嗅覚は失われています。
耳鼻科の先生の説明によれば、物理的に鼻茸が嗅覚のポイントをふさいでしまっているため、
わからないのだそうです。
もう諦めているのは、きんもくせいの香りです。
シーズン的に、「わからない」時期なのです。
きんもくせいの香りがわからない暮らし、想像つきます?
おじいちゃん先生が処方した「心臓に負担がかかる強い薬」によって、
スギ花粉の季節も匂いはあったのですが、鼻鍼を始めたことで、嗅覚は消えました。
薬は継続していたのにダメだったので、何か理由があるのでしょうね。
でも、まあ、もう半分諦めているというか、匂いがない生活、結構慣れているので、
「あ、また、わかんないのか」程度で、達観しております。
おじいちゃん先生がお休みの日を狙って、別の先生のタイミングで受診し、なんとか普通の薬に変えてもらったため、
もう耳鼻科的なアプローチで匂いを戻すのは、ちょっと難しいかもね……になったのですが。
ホント、アレルギーだからって、ステロイドばんばん出さないでよぉって思いますよ。
今のかかりつけじゃないですけれど、以前、通っていた耳鼻科は、開業した当時は、
非常に良心的で「セレスタミンは頓服で」みたいな扱いだったのに、一年程度で、
方針が大転換、「毎日、セレスタミンを」みたいになりましたよ。
レザーで何回焼いても効かなかったし、悪化してたのかもしれませんが、
あれだけ注意深く扱っていた薬をバンバン出すって、魂を悪魔に売りましたか?の世界ですよ。ホント。
ステロイドは、ホント、最低限にしたいです。
喘息の緊急入院のときに、ステロイド注射で命を救われていますけれど、でも、
ホント、異質ですから、アレ。
注射、あまり抵抗がないほうですが、ステロイド注射は金属を流し込まれたような感覚がありました。
で、その次のシーズン、花粉の症状が出なかったんですよ。どれほど、強く、長く作用するか。
アレルギー強くでちゃうから、仕方ないんですけれど。
でも、どうせ症状、抑えるだけだし、根本治療じゃないし、違うアプローチを模索したいと思うんですよ。
(きっと、アトピーの方とかも、この感覚わかってくださいますよね)。
で、鼻鍼8回やった今はどうかというと、非常に微妙な感じで復活の兆しです。
でも、法則がよくわからなんですよね。たまに、「あ、いい匂い」とか、
「う、臭い」とか、不意打ちされる感じなんですよ。
で、「なんの匂いかな?」とか、「お、匂い戻ったかな?」とか思うと消えちゃうのです。
妖精さんみたいな? ホント、一瞬だけ。
コレ、鼻が通って、匂いがわかるようになったら、大感激ですね。
でも、なんとなく、カンなのですが、それは遠くない未来にちゃんと実現すると思うのです。
あと少し、何かが整えば。
もしかしたら、もっと体温を上げるとか、肺が温まるとか、そっちなのかもしれませんが。
昨日、背中から肺の位置にお灸を置いていただいたら、異常に気持ちよくて、びっくりしたのです。
お腹を温めるとかのレベルとは違うんですよ。もう体が溶けるくらい気持ちよくて。
それだけ、冷えているのでしょうね。きょうは、自宅で熱めのシャワーで同じ位置を温めたら、
やっぱりいいんですよ。
『体を温める』を命題にして、とりあえず、冷たいものは極力避けています。
ビールを飲みたいときも、健気にヤカンでお湯を沸かしています。我ながら涙ぐましい。
でも、ホント、健康になれるなら。
夏の爽快感、犠牲にする覚悟、出来ましたとも!