桟敷席で、すっかり疲れてしまい、翌日は一日中寝ていました。
夕方、猫散歩に出かけたところ、グルさまの子供のお姉ちゃんの顔に
異変がありました。少し前から顎というか、首の付け根が腫れていたのですが、
数日ご無沙汰している間に破れてしまったようで、透明な体液が滴っていました。
なんとかしてあげたいのですが、グルさまは触れますが、子供たちは触れられません。
私のことは見分けて近づいてきますが、こちらが近づくと、逃げていきます。
特に、体が傷ついていますから、無理です。
ちょっと面白いなあと思うのは、娘がそんな非常時代になっているのに、
グルさまは、「尻トンして」とねだってくることでしょうか?
病院に連れていきたいけれど、週末ですし、まず、捕獲が無理なので……。
何度も「お姉ちゃん、つらかったらいいなさいよ。お大事にね」だけ声をかけて、
グルさまに求められるまま、尻トンして帰ってきました。
幸い、食欲はあるし、1メートルくらいの高さは飛び降りしているので、
まだ大丈夫だと判断しました。
昨日は家の買い物をしているだけで終わってしまいました。
夕方、また猫たちの様子を見に行ったら、末っ子の臆病ちゃんもやってきて、
みんな仲良しでした。お姉ちゃんは、体液は止まったようで、
腫れていた部分が黒ずんでいました。かさぶたみたいなものでしょうか?
昨日よりもずっとよさそうです。食欲もあるし、呼びかけにも応じます。
連休明けに、獣医さんのところに写真を持って行ってみようかと思います。
黒猫さんのフロントラインをもらうついでに。
グルさまに尻トンをしながら、「グルさま、いつかうちにおいで。
うちには、黒猫さんがいるから仲良くしてね」って話しかけたら、
エアニャーでお返事してくれました。
11月にマンションの工事が入るので、その後の話ですねえ。
もっとも、ママを連れて行ってしまったら、娘猫たちは悲しむでしょう。
邪険にされても、一緒にいますしねえ。
末っ子の臆病ちゃんは、グルさまに育児放棄されて、かわりに
お姉ちゃんが面倒を見ていたそうです。
長男の子グルは、去年の夏に姿を消して、それ以来、行方不明。
女系家族をバラバラにしていいものかどうか。
しかも、娘たちは完全に野生ですからねえ。家猫にはならない気がします。
グルさまのテリトリーに出没するハナグロさんは、半年ぶりに見かけたら、
「どんな亜種ですか?」というくらいデカくなっていました。
彼らが生き残っているのは、猫を愛する人たちがいるからなのですが。
グルさまの懐き方を見ていると、飼い猫だったのでしょうね。
もっともっと早く出会っていれば!
でも、子グルも、私チビのころに会っているけれど、保護できなかったですから。
知識も覚悟もなかったし。
うちにいるのは、黒猫さんですが、猫ライフの始まりにいるのは、グルさまなのです。
毎日のように会いに行く、いつか何かがあれば、一緒に暮らしたいと願う、
今はそれだけで精一杯ですが。
黒猫さんが使わなくなったケージを一度片付けて、代わりにキャットタワーを置いてみようかなと
思っております。一度、黒猫さんの日常から外して、本当に保護したら使えるように。
どうしてこんなにグルさまが気になるのでしょうね?
グルさま、私には、特別な猫なのでしょうね。