佐藤正午『月の満ち欠け』

新国立劇場の帰り道、不完全燃焼な気持ちを持て余し、新宿駅ナカで、本を買いました。

一気読みしました。

導入部はもどかしく、幻惑されつつ、読み進みます。後半は、ネタバレ感がありつつも、収束の着地点を知りたくて、ページをめくります。

樹木ではなく、月の満ち欠けのように。

私の本名は樹木に縁が深く、ペンネームは月に関連します。さあ、どっち? さあ、どのように?

まあ、簡単に言えば、前世はあるでしょう。しかし、前世の縁はともかく、現世に生きることに意味があるから。私は、そう感じますから。

この物語の先、次のレベルを読みたい気がします。

劇場に行ったのに、かえって強まった演劇的な飢餓は、おかげさまで収まりました。よかった、よかった。ありがたい、ありがたい。我ながら、よいチョイスでした。

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