リメイク版サスペリア、ちょいと体がキツかったですが、朝のうちに見てきました。
「六章とエピローグ」で構成されます。
第一章は、かなり私好み。パトリシアのターンは、ゾクゾクする仕上がりです。
第二章の終わり、「第三章」と出て、「え、まだ半分も終わってないの?」で気が遠くなりました。最初のホラー展開は、相当メンタル削られます。ああ、そういう側面もあるよねえ……で。
第四章あたりから、個人的には失速し、飽きてきます。
前半の怖さは、オリジナル版を見たため、かなり薄らいでいました。
後半は、まー、舞台でダンスとか見ますからねー。あと、わりと免疫があるのかもしれません。あと、ホラーは、特撮とかに近くなっちゃうんだなーで。
クライマックス以降は、すでに優しさとか、救いとかの領域に行っている気もしますね。まあ、何を優しさ、救いと見るか、ですが。
キャスティングの仕掛けは、前情報ゼロでまったく知りませんでした。
で、まったく気づきませんでした。あのシーン、どうやったんだろう???
怖いものがキライな人は、やっぱりやめておいたほうがいいかもしれません。
で、怖いものがキライにしても、何が苦手か、にもよったりしますねー。私は、これは、怖いというよりも、エグい、あるいは、グロい、なんですが。
ゴヤの絵とか、まあ、いろいろ連想するわけですが。
でも、このリメイクは、非常に真摯に作られていることはよくわかります。ストーリーや設定をガラリと変えている部分もありますが、出来るだけ残そうとしたのがわかります。で、オリジナル版のアールデコっぽい豪華さよりも、70年代のベルリンのそっけなさ、寒々しさのほうが恐ろしさを増してよいですね。
古い感じを出す撮り方とか、本当によく考えられていて。
で、何に飽きたかと言えば、この映画のひとつの目玉であるダンスなんですよね。儀式としてのダンスだから、繰り返しになるのはわかるのですが、クライマックスまでに至る間に「ハイハイ」って感じになっちゃって。
うーむ、私、7月に似た感じのダンス公演、見るんだけど、大丈夫かな? まあ、いいか。
魔女です。グロです。あと、ナチス政権の爪痕残るベルリンです。70年代です。
もう一回、仕掛けを見直したい気もしますが、まあ、次へ行こうと存じます。
パトリシアのターン、全然違う脚本家が書いたんじゃないかというくらい、よかったんですよねえ。あのトーンで、全部やられていたら、おそらく、ナンバー1映画ですね。いや、うまい。好き。
【映画100本チャレンジ】1.メアリーの総て2.私は、マリア・カラス3.ボヘミアン・ラプソディー4.アリー/スター誕生5.マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!6.マチルダ 禁断の恋7.シュガーラッシュオンライン8.くるみ割り人形と秘密の王国9.緊急検証! THE Movie ネッシーVSノストラダムスVSユリゲラー10.来る11.アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング12.迫り来る嵐13.日日是好日14.葡萄畑へ帰ろう15.ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー16.ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス17.生きているだけで、愛18.刀剣乱舞19.ヴィクトリア女王 最期の秘密20.天才作家の妻 40年目の真実21.サスペリア リバイバル上映22.バジュランギおじさんと、小さな迷子23.サスペリア