『フラメンコ~私の地アンダルシア』

SIROCO(シロコ)さん知識ゼロで、感覚的に取ったチケットです。

一番感じたのは、人柄のよさ、人望。誰かを味方につけるパワー。見習いたい。うらやましい。

次に感じたのは、フラメンコ界の変遷。明るさやオープンさを求めていますね。スペイン国立バレエ団にも、似た流れを感じます。

フラメンコの本質は、もうちょい土臭い気がします。

このタイミングで、SIROCOさんを見れたのは、変わっていくもの、変わらないものの変遷を学ぶ心構えみたいな感じでよかったのでしょう。

硬く、平面で魅せるイメージ。で、スペイン人には、あの硬さが新鮮だったのだと感じます。本来なら硬さは違和感だけど、彼のキャラクター、人懐っこさや優しさが不思議なハーモニーになって、勝ち抜いたのではないかと。技術やツボは、掴んでいるんでしょう。

うまく言えないけど、彼に負けたスペイン人たちは、相当悔しかったんじゃないかな? 個性が強みで、まわりに愛されて、プッシュされ、時運を味方につけて。世界一、あまり言わないほうがいい気がしますが。まあ、言うか、言うよね。

ステージングには、いろいろな甘さがあり、群舞の女の子たちのスタイルは絶望的だし、構成は荒く、冗長だし。また、彼主催のステージを見たいか?言われたら、いや、どうかしら?なんですが。ゲスト枠なら、よいかもしれません。でも、五年、十年後くらいでいいや。私が好きなフラメンコではないから。今は、そっちの流れなんだなーってわかるから、しばらくいいや。

若い。良くも悪くも。で、それは、素晴らしい武器で、なにより人懐っこさは、魅力です。

清々しく、清らか。若き才能、愛される存在であることは間違いない。あ! 好青年なんだ! 毒や陰を感じないから、ふーん、なんだな!(笑)

好みですね、あくまでも。嗜好性に合わないだけ。ツボがわからない。すまん。彼に関しては、別を当たって!


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2019年11月10日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃