昔はもどき劇団と言ったはず

旧友が出演したのは宝塚を模倣する劇団で、基準が宝塚にある上、仲間同士でやっているから、出演者みんなに見せ場があり、みんなが歌うという、
「あー、ですよね」な世界でした。
端役にまでジュリエットのような死があるのですよ。ふふふ。

コスプレ文化も経て、やれることは全部やっていて、形はそれっぽく、でも、全体に早口で聞き取れず、聞き取れなくても問題がなくて、旧友を見たからもういいような気がしたけれど、密閉された空間で外には出られず……。1時間40分、頑張ろう!でした。やりたいこと、伝えたいことが「宝塚みたいな世界が好き」に終始しているから、そこで止まるんですよね。

昔、付き合いでもどき劇団をいくつか見た記憶が蘇り、当時よりも、凝っているのはわかったけれど、そうか、まだあるのか、と思って帰りました。

「出ます」を聞いたのが、5日前だから行かなくてもよかったんですが、
新年会の予定があるため、家で仕事をしても集中力がもたないし、
「ジャネット」と「ジャンヌ」を優先しちゃうと、ちょっと自分じゃない気がして、「よし、行くか!」で行きました。

墨田区の倉庫を使った劇場で、どの駅からも歩いて15分というすごい世界、
ちょうどよく、錦糸町の映画館で「明け方の若者たち」がかかっていたので、
合わせていくことにしたのですが。

「好きだからやる」はいいですよね。
ただなー、5500円は安くはないよね。
映画なら3本見れてしまう。

演劇ってすごいジャンルですよね。
そして、「明け方の若者たち」とこの模倣劇団とで、
若さはないし、なくていいしという自分に気づいて。

徹夜のダラダラした朝を迎えるよりも、
早寝をして、キリッと早朝を迎えたい。
何かになりたいではなく、もう自分はいて。

そういえば、4、5年前に行ったショーつきのお店も、
みなさん、宝塚お好きでしたね

ボヘミアン・ラプソディーのヒットから、
映画のミュージカル化が進んでいるから、そことの比較をしちゃいますよ。
大事なのは、模倣の先にあるもの。
作品のテーマだったり、各々の技術だったり、ね。
自分の人生でも、いつも考えているんですが、なかなか手が回りません。にゃ。




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2022年1月10日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃