年末、兄弟三人で話した段階では、同居の弟が「まだ、母と暮らしたい」と言っていて、先送りになった母の認知症問題、大晦日から母がインフルエンザになってしまい、デイサービスは断られる、弟が見るしかないとなり、大変だったようです(私がチャリ飛ばしていったら、風邪ひいたやつ)。
とりあえず、「グループホームを見学に行こう」という話になりました。
そしたら、親身になってくれそうなグループホームに当たりました。
ただ、兄弟3人いるから、即決は出来ず……
施設を出た途端に、同居弟の主張が「出来るだけ早く入居を」が「明日にでも」になって、「お願いしよう」になりました。
そこからが、目まぐるしく、かかりつけの医者に診療情報提供書をもらいにいく、母の家に戻って買うべきものをチェックし、簡単に布団を干して、入居に必要なあれこれを買いに行き(また、田舎だから、品ぞろえが悪いのだ)、
すべての持ち物に名前を書き入れて、
本当は満床なのですが、ショートステイという形で無理やりねじ込む、
また、現状のデイサービスとグループホームの業種が被っているため、掛け持ちは出来ないという壁を「引継ぎ期間は、介護保険を使わない(10倍!)」という荒業で乗り切り、敷布団など大きなものを運び入れました。
ああ、あと、 診療情報提供書 の壁もありました。ドクターが書くのに2週間は必要と言われ、本来は入所段階で必要なのですが、今回は「ショートステイだからなしでもいい」みたいな裏ワザを使って。
布団カバー一式×3セットがなかなか強敵で、ホームセンターは、なぜかシングルロングしかなく、末の弟は「安いし、これでいいよ」というのですが、私はサイズが合わないシーツはストレスになると知っているので(体験済)、「いや、私がニトリやヨーカドーで探す」とそこは死守して。結局、ニトリの最安値にしました。6000円で済む所が倍かかりましたが。快適度には変えられない気がします。
見学で午前中で解散のつもりが、夕方までかかって、帰宅して19時、もうヘトヘトです。これが土曜日のこと。
日曜日はもともと、孫たちも交えてご飯を食べようプランで。
うちからチャリで20分の回転ずしに行ったのですが、妙に寒くて、死にかけ、火のあるうちに帰りたかったのですが。
「やっぱり、母を送って欲しい」言われて、ですよねえ……になりました。
13時集合で、15時くらいに解散かなーのつもりが、またもや、引っ張られて、
施設について行く羽目に。孫も、うちの旦那も巻き込まれて、ちょっと申し訳なかったです。
総勢7人で見送るため、施設は「そんなに大勢は入れないよ」で、そりゃ、ごもっとも、で。
弟が契約している間に、末っ子と二人で部屋を整えて、不安そうな母をテーブルに座らせて、周りの人によろしくお願いします……言って、「フェードアウトしてください」に従いました。
うちから20分の場所にまた下ろされて、真っ暗な中、旦那と二人、必死に帰ってきて、もうクタクタに。
今回、かなり強引にお願いしているので、ショートスティの上限1ヶ月で一回、出ないといけない可能性もあります。
母も一ヶ月グループホームで暮らしたら、環境にも慣れるでしょうしね。出来たら、そのまま、本契約に進めてあげたいけれど。
まあ、今回、ミラクルともいえるありえない速さでしたからね、なんか大丈夫そうな気もしますが。でも、この「大丈夫」は、どなたかの看取りが完了するという話で。それを願ってはいけないでしょう。
費用的にも、ざっくり年間200万くらいはかかって(末っ子試算、賢い)。
高齢化社会、大変過ぎますね。ある程度、日常生活に支障をきたしたら、そのまま、保護されるシステムにしていかないと厳しい。
そうそう、個人的には、「家を持っていた」のに、持ち物が「施設から渡された持ち物リストにあるものだけ」になるのも、気の毒で。しかも、もう自分で選べないから。
私の体験ですが、緊急入院の際は、いろいろ諦めるしかなくて。
でも、仕事のためにパソコンを持ち込んだ途端、「自分のテリトリー意識」が生まれたのを覚えています。だから、モノはないほうがいいのかもしれないですね。