私の面白い所は、自分の事はめったに占わないことでしょうか?
今、母はデイサービスのケアマネさんが頑張ってくれたおかげで、
奇跡の要介護4が出ています。
でも、これ、何かの間違いで、本当は要介護3とか、2くらいじゃないかと感じるのです。
ともあれ、要介護4なので「特養も入れる」で、申し込むだけ申し込んでいたら、空きが出ました。さらに、面会も済み、「早ければ来週、再来週に入所を」という段階です。
これに難色を示しているのが、長男で。
「まだ、グループホームにおいておきたい」が彼の本音。
まあ、わかるんですよねえ。
今回、お世話になったグループホーム、アタリなんですよ。
母は大変安定して、今は、掃除も手伝っているらしいです。
やれることが増えてきて、場にも人にも馴染んでいます。
「驚くほど早く適応した」とのこと。
面会も、外出も出来るし、お風呂は薪で入れているし、いいところなのです。
が、そんなにお金に余裕がないため、「やっぱり特養じゃないか」はあって。
昨日、長男弟と一緒に特養を見学させてもらったら、私の印象は変わりまして。
前回は1階で、すごく静かだったのです。寝たきりの方も多くて、
「わあ、ここに入れたら、一発で認知症進むな」という印象でした。
今回は、母が入所予定の3階の部屋で。たまたまですが、角部屋で非常に明るい、さらに、入所者さんが優しく柔らかい印象の方々でした。
月数万の負担なら、グループホームに置いておきたい気持ちが強かったのですが、二度目の見学で「いいんじゃないかな?」と気持ちが変わりました。
とりあえず、「どうしてもダメっぽかったら、出戻りもアリで」と言っていただき、「一回、特養に入ってもらおうよ」と弟を説得したのですが。
いやー、何が正解かわからないです。
弟は「たまには外出に連れていってやりたい」「アクリル板越しじゃない面会がいい」と言います。でもさー、母だけ外出の機会が多いと、他の入居者さんの妬みを買うと思うよ……と言ったら、
「それは想像でしょう? どうしてそういうことを言うんだよ」とキレられてしまい。
いや、人の心理ですよ。ごく一般的な。
入院中、お見舞いの頻度、回数で引け目を感じたりしますからねえ。
グループホームにしろ、特養にしろ、「捨てられた」意識は絶対にあるはず。
私が母の立場でも、きっとそれは感じる。でも、それを呑み込み、乗り越えて、適応しているわけで。老人たちは。
疑似家族としてやっているのに、リアル家族がやってくるのは、異分子でしょう。特養の面会は月に4回くらいと言います。ちゃんと理由があるのだと私は感じます。
きっと、母は私と次男の策略で「ここに入れられている」と思っているはず。
特養に移る話も一応して、「いいよ」って言われたけれど、どこまでわかっているかはわからない。そして、特養に移す際に動けるのは、私と次男です。おいこら、長男、いいとこ取りじゃねえか!
まあ、でも、とりあえず、動いてみて。
部屋や施設の広さは、圧倒的に特養なのです。私も住みたいくらいだわ。
と、いろいろモヤりつつ、ひとつずつ、やっていこうと思います。
まずは、世帯分離の代行だわー。面倒くさっ。