三越落語会と池坊展

同じ日本橋三越ですが、別の日に行きました。

三越落語は、三遊亭円楽さんの襲名興行。立川晴れ輔さん司会、お父さんの好楽さん、林家木久蔵で笑点二世、桂竹丸さん。

好楽さんは、「そうか、小さい頃からテレビで見ていた人がここに!」という不思議な気がしました。初心者ですから、ご容赦くださいね。

「三本締めでお願いいたします。たくさんの方に手を打っていただくことで、これからが伸びるという意味があるのです」
ちょっと意訳になってしまいましたが、最近は、「一本締めで」って省略してしまうところを正しく、教えていただいて、生まれてから初めて心をこめた三本締めとなった気がしました。途中「もう一丁!」って声がかかるのもよかった。

私が追い出された易の会で、一本締めを女性にやらせていたんですよね。元師匠の好みで。あのときも、「いやいやいや」って思っていたけれど、今回も、こういうのは、男性の仕事だなって気がしてなりません。

女性だけならば、もうちょっと違う開き方をするんじゃないかなー?
男性文化のお祝いって気がしますよね。こういう感覚は、刷り込みなのかもしれませんが。

嬉しくなって、いっぱい飲んでしまいました。

ああ、その前に三井記念美術館の「国宝の名刀、甲冑、武者絵」にも行きました。また、年パスを買いました。
三井家のお力を目の当たりにして、恐れ入りつつ、
また、後半の五月人形で、「そうだよなあ、男の子ってコレだったんだよな」と考えさせられました。

ジェンダーレスの時代だけど、昔の男子に向けられた期待は大きく、
まあ、三井家のご嫡男は、お殿様みたいなものでしょうから、
庶民とは全然違うんですが、それでもですよ。

男子誕生に際して、寄せられる期待、祝福の大きさに打ちのめされました。
女子誕生ならば、お雛様なんだろうけれど、ミニュチュアのままごとセットに対して、武具ですからねえ。ふう。

ちょっとしたカルチャーショックを受けました。

池坊は、展示会にものすごい人が集まっていて、みなさん、習っていらっしゃるんですよね。また、作品を見るうちに、胸が詰まってきます。私の心境もあるのでしょうが、伝統と格式をすごく感じました。

面白かったのは、「高島屋でもやっているからいきましょう」と誘われて着いたら、入れ替えで入れなかったこと! のんきにお茶している場合ではなかったです。でも、最後は、アーティゾン美術館のカフェに入れてよかったです。

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2025年5月23日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃