人に誘われて行きました。
中国本国で、上映禁止となった人身売買、さらわれた花嫁の話です。めっちゃ不条理なのですが、「あるだろうな」という謎のリアリティがあります。
恐ろしいと思ったのは、一人っ子政策で「男子だけを残した」結果、女性不足に陥っているのに、さらに間引いていること。
女性の尊厳とか、人格は奪われています。
また、リアルもなかなかで、すごく久しぶりに新宿で見たのですが、というか、シネマート新宿でしかやっていないのですが、席が選び放題なのに、目の前に座る座高の高い男性がいるわ、真横に座る男性がいるわで、非常に不適切な状況なわけです。
人の目の前に座るのは、新宿名物。他の街ではない。
なぜ、そんなことをするかといえば、報復なのでしょうね。
「そこは、俺の席だ。何座っているんだ」的な。
だから、邪魔してやろう、見せてやるもんかで、目の前に来るわけ。
これが初めてではありません。
今回は連れもいたし、鬱映画だから、いいやって思って黙って座っていたんだけど、字幕の語尾が潰れて非常に困りました。
なんで「人権問題」的なことを扱っている作品を見に来て、そんなレベルの低いことをするのか、さっぱりわからないのですが。闇が深すぎて、理解が不能です。
でも、本当に新宿は、よくある。今回は、ミニシアターでしたが、シネコンでもあります。だから、もう新宿では見なくなりました。
隣の「なんで真横なんですか?」の人は、ヒロインのレイプシーンで、身を乗り出します。
「うぉ、ここで前かがみっすか?」で怖い、怖い。
リアルもなかなかっしょ?
つまり、どこにでも起こりうる問題、日本だってあったと思いますよ。
女性なんて、蔑み、凌辱するべき対象で、ここまで権利が守られている今の時代は先人たちの頑張りのおかげです。いつひっくり返るか、わかんないですね。