アヤ・オガワ『鼻血 -The Nosebleed-』

米国の劇作家、演出家、パフォーマーであるアヤ・オガワの作・演出による『鼻血 -The Nosebleed-』、久しぶりに新国立劇場に行きました。

「失敗」をテーマにして、対話が足らなかった亡父との関係に決着をつけていく。アヤの分身が4人出てきて、それぞれ、演じ分ける。
観客へのいくつかの質問、観客の参加、ワークショップから生まれた系のステージ。

最初から盛大に寝ている男性がいて、「あらあら、寝ていらっしゃる」と思っていたが、私も「父との対話2回目」終了あたりで、意識が飛ぶ。

が、5分もしないうちに「さあ、配った紙に書きましょう」言われて、
「ハテ、何を?」と思ったが、もう一度説明があって、なんとか書けた。
その後は、とりあえず、最後まで見たんだけど。

そうね、このステージを必要とする人もいるだろう。
これで、昇華される人もいる。

でも、私はいらないし、ちょっとチケット代7,700円が高く感じる。
ただ、これを見てからずっとイライラしているから、
ある意味、よい作品なのだと思う。

なぜ、イライラしているのかな?
決着をつけた話を掘り返されたから?
私は、母も舅も放置しているから?
演劇の脚本を書きたいのに書けないから?

社交が立て込み過ぎて、ちょっと限界だから?
人間って、いや、私って贅沢ね。

鼻血―The Nosebleed― | 新国立劇場 演劇

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2025年11月22日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃