わかるような、わからないような。
ガラスの器の中に収められた香りを聞きに行きました。
「正倉院 THE Show」
上野の森美術館の展示は、基本、エンタメだと思っています。
今回は、前売りをだいぶ前に買っていたのに、すっかり失念し、
「そうだ、蘭奢待!」と思い出して、会期終わりに行くことに。
いつもなら、平日を狙いますが、蘭奢待香りのカードというモノが
お土産コーナーにあるらしく、それが欠品中、11月1日復活するとのことで。
がんばって、10時に上野について、うっかりたいめいけんに寄ってしまい、
カキフライ食べていたら、大行列に。
でも、10時に行っても、たいして状況は変わらなかったようです。
三越前でランチの約束をしていたので、一回撤収し、
買い物をしながら帰りました。
グランスタで、東京駅限定パッケージのとらやの羊羹を買い、
八重洲地下街の一番街、おかしラインドで50周年限定ハイチュウ濃いぶどうを買い、地上に出て長門さんでわらび餅。
味百選をやっている日本橋高島屋をのぞいて、
金谷ホテルのロールパン、
抹茶試飲が素晴らしく、売茶中村さんで抹茶を買い(でも、あんなに素晴らしくは立てられない気がしますね)、
まつ月さんのわらび餅も食べ比べ用に買いました。
日本橋を渡って、三越でティールのチョコレートバー。
お菓子売り場が大行列で萎えて、コレド室町1に行き、
にんべんのぬれ煎餅大袋、うまみ飴、
ヤナカ珈琲で、コーヒー豆の焙煎をお願いして、部屋へ。
ランチは予想と違って、本格コースで。
食べ終わったら解散となってしまいました。
コーヒーを受け取って、荷物をまとめて、再び上野へ。
「正倉院 THE Show」は17時閉館、
16:50くらいに並んで、ほぼ待ちなしで中へ。
私の狙いは、蘭奢待なので、それ以外は捨て。
ああ、復元された楽器もチェックしなきゃで、音を聞く列に並びました。
結局、イヤホンガイドで聞けるとわかったんだけど、ちょっとロス。
蘭奢待は、シナモンっぽい、ちょっと甘くスパイシーな香りがしました。
しかし、カードを手に入れるのに、その後90分並ぶハメに。
入店待ち30分、会計60分って、不手際もいいところでしょう。
17時で閉まるのに、会計終わって17:47。
まだまだ、大行列でした。
レジ、2個くらいしかないんだもん。バカすぎる。
ストレスが溜まりまくって、夜間公開している西洋美術館へ。
『オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語』
空いてはいなかったけれど、正しい美術鑑賞が出来て、大変癒されました。
絵の中のドレスが大事に保管されていて、一緒に飾られているのには萌えました。ああ、ほぼ、等身大なんだ。奥様亡くなってからも、ずっと大事にしていらしたんだ、と。ちょっと泣きそうに。
アルベール・バルトロメ《温室の中で》と、夫人のドレス。
本当に素敵でした。ドレス、後ろ側が見られるんですよ。
フルーニング美術館・国立西洋美術館所蔵 フランドル聖人伝板絵―100年越しの“再会”も、面白かった。
物語る黒線たち――デューラー「三大書物」の木版画は、ザクザク見たけれど、
体力が追い付かない。濃い。
クタクタになって、帰宅。いつも行くお店が閉まっていて、
仕方ないから、ハイボールだけ飲んで。
重い荷物を抱えて帰宅しました。
高尾山以来の2万歩超え。で、翌日である本日は、寝潰しております。疲れた。
ホント、もうちょっと考えて欲しいなあ。
東儀秀樹さんが「言ってくれたら、協力したのに」とXで呟いていらして。
ですよねって思いました。
正倉院の中に入れて、琵琶の再現に尽力なさったYさん。
田島先生のお友達のことを思い出しながら。
雅楽を習っていたころ、あれも、不思議な時間でしたね。遠い遠い昔と今。