売りたいものを売るシステム

よく買い物に行くのは、かつて鳩のマークだった大手スーパーなのですが、
こちらの食品ラインナップ、ものすごく保守的なんですよね。
自社ブランドに力を入れているのは、まあ、仕方ないのですけれど、
それ以外の商品も、「よくあるもの」しかないわけです。

でも、この前、ちょっと珍しいモノを見つけました。
買ってみたら、おいしかったのです。

それは、伊藤ハムの「WELSEN(ヴェルセン)」シリーズ、
ホワイトヴルストです。

ホワイトヴルセン

ちょっとゆでてから、ちょっと焼くと絶品!!!

しかし、一週間もしないうちに、売り場から消えました。
きょうは、あきらめきれずに、売り場担当の人に聞いてみたのです。

「あの伊藤ハムの……」
「ちょっと調べてきます」
……10分くらい待たされました。
どんだけ、愛しているのでしょう?
黙って待ちましたよ!

「ああ、コレは、入りません」
「え? なんでですか?」
「催事用だからです。入りません」

けんもほろろです。うー!!!

つくづく、売りたいものしか売らないのだと思いました。
これ、鳩のマークのスーパーは、顕著な傾向なんですけれど。
でも、メーカーさんは、買ってほしくて一生懸命作って、
少なくとも、ここに一人、熱く所望する消費者がいるのに、
そこはつながらないのです。ああ、双方片思い!
日本の小売業はどうなっているのじゃー!!!と思います。
流通は!!!とか、適当に言っていますが、社会派じゃないので、
ここで終わりです。章月の限界です。

似た感じのソーセージは、世の中にありますけれど、
かなりお高くなります。
これ、お手軽価格でよかったのに……。
近所で手に入るなら、リピ確実でした。
でも、まあ、鳩スーパーさんで買い物する大半の人が買う価格ではないかもしれません。
たった4本で、400円弱しますから。ちょっと高級ラインというか。
仕方ないから、「メーカーの人においしかったですと言っておいてください」と
捨て台詞で帰ってきました。
どうせ、届かないに違いないのですが。ぐっすん。

まあ、ご縁があれば、いい入手経路がみつかるでしょう。
ただね、伊藤ハムさま。ひとつだけ、おうかがいしたいことがあるのです。
御社のニュースリリース、拝読しました。一部抜粋させてください。

》伊藤ハム株式会社は、シニア世代を中心としたおいしさへのこだわりをお求めになられているお客様へ、世界のおいしいソーセージを日本人の嗜好に合わせてお届けする「WELSEN(ヴェルセン)」シリーズを新発売いたします。

シニア世代!?
そうだったのかぁぁぁ!!!
そうきたかぁぁぁぁ!!!!
ご近所で見かけたら、一度ぜひ! シニアな世界へようこそ!

 

 

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