謝罪について

謝るときは、ちゃんと謝る!

これ、基本だと思うのですが、なぜ、人はできないのでしょう?

きょう、ケーブルテレビの工事で作業の人がいらっしゃいまして。
一時間以上作業したあげく、「建物が対応してないからできません」で
設定したものを全部外して帰っていかれました。
「たまに、営業が未確認で設定しちゃうんですよ」

作業の人は、おそらくタダ働き。時間のムダ、労力のムダ。大変、お気の毒です。
そして、私もこのために、自宅待機をして、人の気配を感じながら
仕事をしたわけで、迷惑は迷惑です。
でも、まあ、人間のやることですから、こういうことはあると思うのです。
「大変ですね」
「はい。でも、楽しみにしていらして、怒っちゃうお客様もいらっしゃるので」
どの世界も、現場がワリを食います。お疲れ様でお見送りいたしました。

ところが、そのあとがいけません!!!
営業から電話がかかってきて、
「出来ないこともあるって言ったと思うのですが」と言い腐りました。
これは、いけません(あら、漱石先生みたい)。

「ちょっと待ってください。出来ないかもしれないとしたら、
頼むわけないでしょう? そんなこと、一言も言いませんでしたよ。
私は、この建物が未対応だと知っていました。が、営業さんが
いらっしゃるってことは、出来ようになったんだと思うじゃないですか。
で、そこはいいです。そこは、仕方ない。でも、あなたの説明不足で、
この雨の中、作業をして、全部つないで、全部外して帰った人がいるんですよ。
そして、そのために私も時間を空けました。用事をズラして、お待ちしました。
出来ないかもしれないで、誰が動きますか。出来ないことでは怒らないけれど、
その言い訳で、私は怒りますよ?」

もう、先方、たじたじです(笑)。

いいわけ、いらないですよね。
この度は、すみませんでしたで、いいんですよ。
「どういうことだ、説明しろ」には、答えなきゃいけませんが。

謝るときは、きちんと謝る。
保身でごまかしたり、責任転嫁するなんて、最悪ですよ。

でも、こういうの、反面教師ですよね。
誰かがやるから、自分はやらないようにしようと思えるのです。
そう考えると、たいがいな営業さんも、ありがたい教えをくださる
人生の恩人といえるのかもしれません。

……んー、ダメだ、自分を騙しきれませんでした(笑)。

謝るときは、きちんと謝ること。
非常にシンプルで、次につながるかどうかが、そこで決まります。
謝った以上、改善すること。
成長しないと、また、同じことを繰り返しますし。

しかし、作業の人も、これが初めてじゃないなら、訪問する前に確認取ろうよって
思いますけれど。それは、難しいことなんでしょうかねえ? ねえ?

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2013年5月20日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃