ここ1ヶ月、本当に呆れるくらいいろいろなことがありました。
とうとう原稿のデータ上書きという、
自分自身までもが自分に背くか!という事件まで起こり、
すっかりやさぐれていたわけですが。
抜けた感じがするんですよ。
お昼寝したせいでしょうか?
お昼寝でリセット、幼稚園児な章月です。
なんだかとってもいい夢を見ました。
ただ、仕事の電話で起こされまして(世間は、働いています)、
覚えていたかったのに、忘れちゃいましたが。
また、この飛び込み仕事が、非常にバカバカしく、楽しかったのです。
なにがどうすると、その切り口を思いつくんですか?と聞きたくなるくらい、
面白かったです。
発売は来月なので、具体的なお話は、そのときに。
感覚的に、抜けた感じがいたします。
何が理由なのかは、よくわからないのですけれど。
止まっていた時計が動き出したような不思議な確信があるのです。
でも、星の運行を見ると、天王星と冥王星、えらくタイトなスクエアですね。
冥王星が逆行中だから、問題のタネが撒かれている感じでしょうか?
覆す力とか、壊すパワーとか、きっかけがないと使えないものって
世間にはありますよね。
まきこまれると大変ですけれど、そういう動きが新しい創造を生み、
次につながっていくことも確かで。
大変だけど、面白い時代に生まれたのかもしれません。
(おや、たためないくせに、大きく広げましたな)。
話が変わります。今、NTTの光テレビで、「アーミーワイフ」という
2006年度制作のドラマが配信されていまして、うっかり見ているのですが(笑)。
アメリカ陸軍の基地にいる妻たちの話で、女視線でほとんど、
軍の要素は出てこないのですけれど。
際立って感じるのは、「有言実行」の前提です。
「言わないで」は、絶対に言わないルールで動いていて。
わかりあうために、「率直さが一番」みたいな感じの非常に
すっきりした脚本で動いています。
明確、ストレート。
でも、もう12話まで見たくせに、妙に、ひっかかるのです。
現実は、こんなにシンプルじゃないぞーと。
もっとドロッとしていて、誰が本音で話し、誰がウソをついているのか
わからないところで、みんな、動いていて。
日本では、ドラマだとしても、成立しないような気がします。
ひとりくらいは、「真正直キャラ」がいてもいいかもですが、
こんなにメインキャストの大半が「裏表のない」設定は、
非常に、奇妙な印象を受けます。
制作チームのおとぎ話なのかもしれませんね。
で、軍人の妻ですから、これはもうドラマが作りやすいわけ。
だって、作り手の都合で、生かすも殺すも自由自在ですものね。
おそらく、視聴者の情が移ったころあいを見計らって、
「あの人が、戦死」みたいなショックを与えるのでしょう。
でも、基本、夫が不在なわけで、普通のラブロマンスには
なりにくいし、キャラが人気になれば、簡単に殺せなくなるし、
ちょっと筆が走れば、体制批判になっちゃうし……。
なかなかきわどい題材なのかもしれませんね。
まあ、シーズン1をもうすぐ見終わるのに、まだ、
「この人なんだっけ?」と顔と名前が一致していないという
いいかげんな視聴者の戯言ですから、「へー」で流してください。
リアルな軍人の奥様たちは、本当に大変でしょう。
そんな生活があるなんて、想像もしてなかったので。
そういう意味では、視界を開いてくれたドラマです。
もうひとつ。話題はどんどん飛びます。
伊勢丹さんは、私を「お金を落としてくれる人」と思っているフシがあり、
DMがやたら来るのですが。
29日スタートの「チアアップ!ニッポンの“食”展」のチラシには、
ちょっと心が動きました。
栃木の日光天然水の氷「4代目徳次郎のとちおとめいちご 840円」、
たべたーい!!! これは、行列ができそうな気がします。
開店と同時、10時30分に行けば、スムーズに食べられそうな気もしますが、
しかし、朝からいきなり氷というのも、どうなのでしょう?
どうなのでしょうって、誰に聞いているのでしょう?
氷を食べて、シェアオフィスに行き、原稿を書けばいいでしょうか?
だれに相談しているのでしょう? 我ながら、意味がわかりません。
840円持っていきましょう。おー。
しかし、最近の伊勢丹、接客レベルにムラがありすぎて、本当に戸惑います。
なんちゃらミュージアムにしたのが、販売員さんたちを疲れさせているのですよね。
ブランドの垣根を外して、見やすくはなりましたが、同時に、フロアに出ている
商品の数は減り、いちいち裏に取りに行かなくてはいけないシステムになって、
累積した疲労が接客態度に出ている感じがしてなりません。
買う気で行っているのに、接客態度がひっかかって、買わずに帰ってくることが
本当に増えました。そのうちに、DMも来なくなるかもしれません(笑)。
ただ、商品の見せ方は、本当にうまいのです。
この前も、友人によさそうなヘアアクセサリーを見つけました。
めちゃくちゃかわいくて、「これか?」と思ったのですが、8700円もするんですよ。
そんなに高いのあげたら、破産してしまうし、同時にもらっても、困るでしょう。
ただ、「あー、あれをあげたかったなー」で、帰ってきたのですが。
で、別の百貨店で、同じものをみつけました。
驚くことに、そこでは、なんの精彩もないのですよ。
「え、同じものだよね???」
同じものです。むしろ、色が全色そろっていて、壮観でした。
でも、伊勢丹にあるほうが、よく見えるのです。
これは、どんな仕掛けなのでしょう?
光の当て方、空間の使い方でしょうか? 驚きの伊勢丹マジック!
疲れ切った店員さんの中にも、昔ながらのプロ意識の持ち主がいらっしゃいます。
この前も、希望通りに配送が出来ない私の不満を察して、遠くから見守ってくださり、
とりなすように、サンプルをくださったりした方がいました。
最後にその方に黙礼しようとしたら、先方は、もう深々と頭を下げていらしていて。
マニュアルではなく、心で動いていることが伝わってくるのです。
そういう精神、美しいなあと思います。
お仕事に誇りを持っていらっしゃるし、来店者が何を求めてそこにいるかを
全身でキャッチしようとなさっているのです。
売り場の改装もいいのですが、ああいうプロ意識の持ち主を大事にしないといけません。
(あ、また、漱石先生が!!)
体感としては、疲れきった販売員さんが8割、プロな人が1割、
残りは、よくわからないってところでしょうか?
ほんの少し前は、疲れている人がまれにいる感じだったと思うのですが。
地下鉄乗り入れ、フロア改装で、ものすごく人が来たそうですが、でも、
人間の生理を無視すると、しっぺ返しが来るって思うんです。
どうなんでしょう?
バイヤーのセンスはいい。企画も面白い。売り場も見やすい。
でも、そこにいる人間が疲れているから、こちらの足も遠のきます。
今は、ごく少数になってしまった(ように見える)プロ意識の持ち主の存在で、
「また、イヤな気持ちになるかもしれないけれど、行ってみるか」って
つなぎとめられている状態です。
新宿伊勢丹、愛していたのですよ。変わってしまうのが、悲しいのです。
経営とか、流通って、本当に難しいのでしょうね。
あれ、なんの話だかわからなくなりました。ま、いつものことですね。
とりあえず、楽しく、嬉しげに、生きております。ハイ。