ヘレーとエウロペ

昨日は、お客様を交えて3回目の抹茶占いをやったのですが、
私の器の中に、最初「ハシビロコウ」が浮かび上がりました。
ただ、胸元がモヤモヤしていて、なにかありそう。

そのうちに、ハシビロコウは消えて、一匹の羊と女性が浮かび上がりました。

なるほど、これは、黄金の羊か。

ここで、私の中で2つの神話が混じってしまって、
「エウロペかー」ってなったんですが、
エウロペは、ゼウスが化けた白い牡牛に略奪されたフェニキアの王女さま。ヨーロッパの語源と言われています。
黄金の羊から落ちたのは、テッサリアの王女ヘレー。
シンボルの動物が羊なので、これは、「ヘレー」でしょう。

ヘレーが落ちた場所は、海。古くはヘレースポンテス、ヘレーの海、今はダーダネルズ海峡と呼ばれています。マスマラ海峡とエーゲ海を結ぶ全長30キロの海峡です。うわー、いかにもモメそうな立地。さすが、戦いの星座の牡羊座という感じがします。
ヘレーと共に黄金の羊に助けられた双子の王子プリクソスは、助けてくれた羊を生贄にして、何故、命を奪うのか、ココが日本の倫理だとよくわからないんですけれどね、それが、のちにアルゴー船の遠征の物語につながっていくわけですが。

抹茶占いは、ほぼ、自分との対話のようになっています。
お客様の器に浮かんだのは、「緑豊かな山、大きな牡鹿、クジラのしっぽ」。

読み手の心理状態なのかなー? 結構、動物シリーズですね。面白い。

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2024年6月5日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃