『ナイト・ウィズ・キャバレット』

うーむ、チケットを取った段階では、ここまでに一本は自分の作品書きたいって思っていたのですよ。

ところが、2025年は、とんだホームドラマで。
認知症母をグルームホームに入れる、
介護疲れした実弟を入院させる
姑が他界する、と、まあ、続く、続く。

姑の葬儀と湯島聖堂の易の講座が重なり、行けなかったけれど、なぜか、このチケットは無傷で、ちゃんと見られました。

大正、明治、昭和と続く俳句をキーにした師弟愛の物語。

しっとりとしていて、ピアニスト入れて3人で回していく、上質な作品だと思います。

惜しいのは、手書きで書く文字がどんどん消えていくこと。
水滴が飛び散り、見栄えがよろしくないこと。
時系列がわかりやすくて、よいのだけど、水の粘度を上げるとか、
なんか出来そうな気がして。いや、そうすると、文字が残っちゃうのかー。
難しいね。

途中、剣さんの男装が一曲だけ入って、
心の準備がなかったので、うわーっとなりました。懐かしすぎるだろう。

その後の小林タカ鹿さんの出方もよかった。いいバランスだと思います。

剣さんを見に行くのは、30年ぶり。
もうスタッフも入れ替わっていて、誰も知っている人はいなかった、と思います。彼女の舞台歴に一本だけ、関係した作品があります。消さないで残してくださってありがとう。剣さん。50周年おめでとうございます。

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2025年2月15日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃