姑の四十九日に参列してきたのですが、鴨川に着く前に旦那がLINEを見せてきて、「妹が怒っている」と。
いや、お怒りはごもっともで。うち、本当に何もしていないので。
とはいえ、何が出来るのだろうと思ったりもします。
お供えのお菓子なんかの手配は出来たかもしれないけれど、それをやったとしても、地元、または、都内でピックアップして特急で持って行く手間なんて、四十九日の段取りをつける大変さと比べたら、ノーカウントでしょうしね。
お墓に添えられた花が本当にキレイで、感心してしまいました。
こういうの、全部、やらせてしまったんだなと思いながらも、やっぱりね、わからないですよね。鴨川のしきたり、さっぱりわからない。
義妹は自宅に、お仏壇を用意したそうです。先祖の位牌なんかも実家から引き揚げて、全部持って行くつもりだと。本来は、長男であるうちがやるべきことでしょう。
いや、でも、本当に現実的ではなくて。
鴨川のご住職にうちまで来てもらう? いやいや、無理無理。
うちの母の特養入りだって、兄弟で足並みが揃ってないんですよ。
それでも、まあ、折り合いをつけて、なんとか合意を取った感じ。
姪が「おじいちゃん歩けないのに、どうして座敷の店にしたの?」と義妹に聞いていて、きっと地元で法事といえば、この店……なんだろうなと思いました。
絶対にないんだけど、私が手配するなら、ホテルとかにしちゃうだろうから。
それは、慣習的にないんでしょうね。そういう難しさがあります。
今回、反省があって。
会食が終わった後に、四十九日までの祭壇を片づける作業があり、
それくらいは、うちがやってもよかったのに、何もしないで帰ってきてしまったこと。
「二時の電車に間に合うから」「駅に送っていくから」で、ついそのままにしてしまいました。
で、また、旦那が怒られていて。ああ、これは、私のミスでした。
「せめてやって帰ろう」すればよかった!
まあ、それだって、焼け石に水だろうけれど。
姑の葬儀から四十九日までの間、体調を崩していたこと。母の特養入りが動いて、なんだかんだで忙しかったことがあって、一度も、舅の見舞いに行けませんでした。旦那は派遣していたけれど、何もしないからなあ、うちの旦那って。
結局、全部、義妹の肩にかかってしまい、
今、舅は義妹の家にいて、ずっと介護をしていて。
新盆も、一周忌も、きっと手を出せない。
手伝うには、機動力がない。車がないとどうにもならない。
うちが悪いんだけど。
でも、もう軌道修正が難しい。
もっとも、最初から難しかった気もしますね。先方は、鴨川の流儀に合わせることを求め、それを満たすためには、毎週のように顔を出す必要があるわけで。
どうしようもないことをウダウダ考えていたせいもあるのでしょう。
めっちゃ吐いたし、めっちゃ下りました。
翌日、人と約束していたので「こりゃ、キャンセルかしら?」と思ったけれど、案外なんとかなって。ノロとかじゃなくてよかったと思いました。
旦那はピンピンしているから、私の体調、気分の問題なのでしょうね。きっと。
まあ、でも、こういう話って、よくある気がします。
もういろいろ仕方ない。本当に申し訳ないけれど、私の力不足。
30代で出来なかったこと、50代でも、やっぱりできないや。