10時前になんとか、隣接するメッツァに到着、
北欧グッズが置いてあるお店を冷やかしながら、
ムーミンバレーパークを目指します。
湖を半周するように作られているのですが、
これが、よかった。思いのほか癒されました。
ゆっくりお店を見るなんてこともそうないし、
湖がキラキラ美しいし、嬉しく寄り道しながら、
ムーミンバレーパークの入り口まで26分もかかったのです。
想像以上に何もないため、めっちゃ癒されましたが、
同行者のひとりが「秋にも来ようよ」というのは、
「いや、絶対に飽きるよ」とお断りしました。
いいところ。
のどかなところ。
わるいところ。
悪循環に陥っているところ。
賛否両論なのでしょうが、私は、スナフキンとミイが顔を出しているというのが、どうにもダメで。どなたがやっても、仮に本国の方がやっても、見たくないです。
だって、スナフキンもミイも人間ですからね。着ぐるみじゃダメだったのかい?
アトラクションは、飛行オニのジップラインが平日はやっていないという雑さにがっかりして。でも、やりたいなら、そういう施設に行くべきかもしれないと気を取り直しました。
一番アレだったのは、ご飯かな?
基本高いんですよ。でも、確かに映える。
が、映えだけ狙って、美味しく作る気がまったくないのはどうしてでしょうか?
私は、映えを捨てて、ヤンソンさんの誘惑(好物)にしたのですが、
アンチョビ、全然入っていないし、冷めています。
ほぼグラタンに近いレシピの料理で、冷めているってなんでしょうか?
あと、お子様も視野に入れての食べやすさを考えているのでしょうが、
ポテトが格子切りではなくて、賽の目切りなんですよ。
たったそれだけのことで、ヤンソンさんの誘惑ではなくなります。
なんじゃこれ?
で、あとから映えメニューのおさびし山モチーフ、スニフモチーフの友達に聞いたら、「冷めていたよ」「ご飯がカチカチだった」そうで、本当にひどいと思ったのです。
だって、味付けはそう悪くないんですよ。要は、提供する人の意識の問題でしょう?
コンビニで温めの足らないお弁当をよこされたようなもので。
ゾッとしますよね。
あと、「雲に乗れたら」という名のドリンクを買ってみたら、
800円もするのに、色付きの綿あめをアンバサみたいなジュースの上に置いただけ。別売りのムーミンのマシュマロは300円。一応、乗って買ってみたけれど、
バイト初心者っぽい人が雲っぽくのせる気もないわけ。
なんだろうなあ。でも、スタッフの人当たりはいいから、もう全体に巣くう
「ココ、オワコンなんじゃ?」の意識が問題な気がしますね。
ショーは、「お手々を上げて、グー!」みたいな世界で。
お子様向けで、お客さんは総勢60~80人程度。これが全員かって思うと、
そりゃ、赤字だよねえですね。
これねえ、平日だから、「スカスカ」「気持ちいいねえ」で成立するけれど、
土日で人がいっぱい、オペレーションがグタグタ、ぼったくりの食事メニューでは、誰も満足しないでしょう。
だから、調べれば調べるほど、評価が低いわけ。
感じのいいバイトのみなさん、ご自身が提供するメニューを自腹を切って食べてごらんなさい。一度でいいから。
そしたら、どこを改善すればいいかがわかるでしょう。
盛り付けのかわいさ、味付けのライン標準以上だから、
ヤンソンさんの誘惑は、全然嘘だから、ポテトグラタンに改名するべきだけど、
「きちんと温める」「ぎゅうぎゅうご飯を詰めない」あたりを心掛けるだけで、だいぶ変わってくるから、
綿あめ、ドリンクにのっけただけで、800円取っていることを考えたら、
もっと映える乗せ方を研究する気にもなるのでは?
本当に感じのいいスタッフだったので、怒る気にはなれず、
諭す感じですね。「ご自身が提供されてごらんなさい」と。
すごく癒されて、楽しかったけれど、
再訪はないだろうなあという変な体験でした。
原作ムーミンファンとしては、そう悪くはなかったけれど、
飯能遠いし、バス降りてからも歩くし、うーむ。
映画は可愛かったし、楽しかった。
コケムスの2階ジオラマ、ヤンソンさんの資料あたりもよかった。
カフェのおねえさんもいい人でした。
なんかもっと、空間をオープンにして、
キッチンカー入れちゃうとか、デイキャンプ風に使うとか、
ちょっと違う展開しないと持たない気がしますね。
お土産はかわいいけれど、総じて「1000円安ければなあ」みたいな感じ。
2500円のニョロニョロ傘は、東京駅のショップに売っていたら、買います!