復元された蘭奢待の香りを確かめるべく、耳鼻科に行っています。
「先生、匂いを一週間だけでも」と情にすがるつもりで行ったら、
「匂いがわからない? もっと早く言ってください」言われて、
あ、お願いしてよかったんだと思いました。
いやもう、匂いがないのに慣れ過ぎていて。
たまに嗅覚が蘇ると、情報量が多くて大変です。
今週は、「来週も診せて」でおじゃまして、もう一息で
お薬をもらって帰ってきたのですが、旦那が老人性難聴で難儀しているので、
一応、聞いてみました。
「先生、主人が大学病院にかかっているのですが、一年様子見で」と。
すると、「ます、老人性難聴ならば、治りません。が、診断が正しいかどうかはわからない。いいですよ(診察しますよの意味)」で、旦那が「行く行く、行きたい」になっているのですが。
一応、先生のご出身の大学病院だと支障があるかもと思い、プロフィールを確認してみたら、にゃんと、都内で有名な名耳鼻科でも勤務されていました。
そこ、行った。私、通った!
めっちゃ待つんですよ。軽く半日もっていかれます。
で、「あの病院でダメなら、ダメなんじゃ?」みたいになって、30年放置したんですよ。嗅覚異常。
途中、「僕が診ますよ」の先生もいらしたけれど、勤務が不安定でフェードアウトしてしまって。ああ、12年も前かー!!!
こういうのは、ご縁ですねえ。本当に、考えさせられます。
