宝塚宙組『PRINCE OF LEGEND』『BAYSIDE STAR』

修羅場になぜ、宝塚に行っているのか?

それは、誰にも理由がわからない永遠の謎です。
いや、e+貸し切りでチケットが取れちゃって、人に譲るには席が悪すぎて、
「まあ、ショーだけ行くか」って思っていたら、なぜか仕事が奇跡的に早く終わって、「なるほど、これは見に行けって話か」で行ってきました。

プリンス・オブ・レジェンド、見てますね。私、映画で。
全然覚えておらん!!!
どういうことだね、57歳の脳みそよ。
ギリ、「王子が大渋滞」だけが浮かんでは消え、でした。

最初から伝説の王子って言いながらも、トップスターが華やかに出てくるわけで、壮大な出オチなわけですが。
隅々まで役が回って、やりがいがあるし、見せ場があるし、生徒さんたちは楽しいんじゃないでしょうか? そして、ファンも嬉しいですよね。

が、ハイテンションのまま、場面が切り替わっていくため、
非常に飽きますね。いや、これを90分に入れ込む手腕は素晴らしいし、
よくわかんないけれど、ミュージカル対決はよい処理だし、
映像との融合は素晴らしいのです。でも、飽きて振り落とされちゃう。

ファンには、よいでしょう。
ショーのトーンも、似ていて。
「うわ、若い!!!」「めっちゃみんな動く」みたいな
どんな感想だよ?で終わりました。

友人の言葉を借りると、「何を見ても、新人公演みたいに見えちゃう」んですよねえ。技量って意味じゃないですよ。
で、何を見ても「昔見たアレみたい」って思っちゃう。

ただ、今回、ちょっと面白くて。
「あれ、昔好きだった人に似ているぞ」を見つけてしまい……。

久しぶりにオペラでガン見を楽しめました。
メイク姿が似ているだけなんだけど、めっちゃときめきますね。
昔の「大好きだった」を思い出せてよかった。

実はもうどの生徒さんか、特定も済んでいるのですが。
いや、推さない、推さないよ。理由が「似ている」なんてよくないですよ。
面影を求めて、「ああ、昔はあんなだった、こんなだった」を投影するなんて失礼ですよ(でも、やっているんだけどさ)。

厳島神社のB券が非常によかったあたりから、
チケットの神様を信じるようになったのですが、
今回、A券の最後列(ね、人に譲れないでしょ?)で見たのも意味があるなあと思いましたよ。仮に、前列だったら、「トップを踏まない」が叩き込まれていて、気づかなったと思うのです。

芝居で気づいて、ショーでも「あ、彼女だ」とわかるって、ちょっとすごいですねえ。いや、推さない、推さないってば!

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2025年12月4日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃