禅の『十牛図』をベースに作られた映画。
封切前から見たいと思っていたのですが、なかなか時間が合わず、いつものバーに行ったら、パンフレットが飾られていて、おののきました。明らかにマイナーな映画、公開3日でもう行かれたのですか!!!
十牛図はずーっと昔、松村潔先生のご著書で、占いの解釈の仕方の一つで出てきて、ちょっと気になっていたのですが、そのまま、深追いすることなく今日まで来ました。ざっと調べてみると、『たましいのこと』という本がヒットするのですが、こちらではありません。こちらが2007年の発売ですから、そのもっと前のこと。何に乗っていたのかなー??? きっと捨ててないと思うのですが、発掘しないとわからないですね。
山で暮らす人が、山を追われて里で暮らすようになっていくのですが、その過程の中で牛を見つけて、牛を得て、牛を飼いならし、やがて、牛を失います。
1、尋牛(じんぎゅう)
2、見跡(けんぜき/けんせき)
3、見牛(けんぎゅう)
4、得牛(とくぎゅう)
5、牧牛(ぼくぎゅう)
6、騎牛帰家(きぎゅうきか)
7、忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん/ぼうぎゅうそんにん)
8、人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう/にんぎゅうぐぼう)
9、返本還源(へんぽんかんげん/へんぽんげんげん)
10、入鄽垂手(にってんすいしゅ)
実際に牛が出てくるのが、すごい。
非常に観念的で、不思議な仕上がりです。私は好きだったし、見てよかったし、若い人に見ていただきたいなあと勝手に思ったりしますが、この渾身の記録、きっと「よくわかんないけれど、なんかすごかった」で残るんだろうなあと思ったりします。
遠い昔、ただ和太鼓叩いて、滝が出て来るだけのパフォーマンスを見た時のように。意味がわからないし、なんじゃこりゃなんだけど、ずっと残っていて。
そういう映画。
2026年映画