好かれたい病

「あなたは、人に好かれたいという思いが強く、そこに付け込まれているのかもしれません」

人生の先輩からいただいたメッセージの中にありました。
ホントに、その通りだと思います。

でも、最近、「ああ、私、限界なんだ」と感じる出来事があったので。
これからは、少し大丈夫かもしれません。

この「好かれたい病」は、やっかいですよねえ。
誰しも、好かれたい、愛されたいはありますものね。

アイドルとか、タレントさんとか、どうやってメンタリティを保っているんでしょうね?
「愛される自分」と「愛されないかもしれない自分」。
もともと、愛され度は高い人たちが芸能界に進むのでしょうけれど、それでも、全国から精鋭が集まる世界でしょ? ただ、キレイなだけ、かわいいだけ、スタイルがいいだけじゃだめで、プラスαの何かが求められて。
それが、人間性や華、歌唱力などならわかるけれど、それ以外の見えない力も働いているのが今の世の中で。そこで、「愛されないかもしれない自分」をどうやって保つのでしょうね?

なーんてことを考えていると、案外元気が出ます。
パリコレのモデル、ハリウッドセレブなんかを思い浮かべてもいいですよね。
みなさん、人間離れした存在なのに、それでも、浮き沈みがあるわけですよ。
世の中には、自分よりもキツい状況に置かれている人はたくさんいらっしゃいますね。

「好かれたい病」も、うまく使えば武器になるわけですよ。
いわゆるかわいげだったり、つきあいやすさだったりするわけで。
マイナスばっかじゃないです。
人に好かれたいと思うから、人間向上するわけで。

ただ、目的がそれだと、失敗するかもしれませんね。
ただの便利な人になっちゃいますから。
タレントさんからAVに行っちゃうようなパターンに近いというか。
「ニーズがあるよ、売れるよ」で、「そうかなー?」で出て、で、消費されておしまい。

確かに、「人に好かれる」「求められる」ではあるんですけれど。
入口がタレントだったってことは、ホントは、違う好かれ方、求められ方をしたかったんですよね?

でも、似たようなこと、多かれ少なかれありますよね。
幸せにつきあいたいだけなのに、体でつながる、お金でつながる。
さびしいのがイヤだから、イヤな友達にも作り笑顔でつきあう。

ねー? ないとは言い切れないでしょ?

「好かれたい病」は、人間を変質させます。簡単にダメにします。
私は、持病として持っているので、気を付けたいと思います。

特効薬はなんでしょうね?
ちょっと探しておきます。

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加