おかえりウルトラブック&バルテュス展

本日は、初校を届けに行ってきました。
もうちょっと早く終わっていたら、宅急便でよかったと思うのですが、予想よりも時間がかかっちゃって!

また、すんなり届けられたらよかったのですが、変な時間に歯医者が入っているんですよー。
結構、遅めのお届けになりました。スミマセン。

さて、お届けの後で、バルテュス展に行ってきました。
久しぶりの美術鑑賞です。

バルテュス、きちんと見たのは初めてなんですけれど、いやー、問題児ですねえ。
『夢見るテレーズ』、『決して来ない時』……。
自分の娘預けて、あんな絵を描かれたら、親だったら、怒りますよ(笑)。
『決して来ない時』はさー、ギリセーフでも、ほぼ別バージョンっぽい『猫と裸婦』でしょー?
えー、モデルちゃんのお父さん、だいじょうぶ???
『鏡の国のアリス』も、関係性がもう!!! え、そのピエール・レリスとやらは、公認だったの? モデルのベティは、どんなコなの???
あとね、『美しい日々』は、前からぼんやり知っていて。きょう、初めて、「あ、ナイフじゃなくて、手鏡なんだ!」と思いました。私の中の脳内バルテュスも、相当ヤバいです(笑)。
モデルとの関係性で、うーむと思ったのは、義理の姪かなー?
義理の姪に、胸はだけさせたのかー! 表情、かなりビミョーですよね???

少女が大人になる過渡期を愛して、だから、日本人妻なのかなー???
でも、二度目の奥様は、非常にしっとりしていて、それでも、海外の方から見たら、永遠の少女なのかしら??? 「浮世絵」の文字には、クスッとしました。きっと、みなさん、クスッとしますよね?

全体を通して、売れっ子カメラマン、それも、ヌードグラビアを撮る大家に近いのかなーって思いました。画家のそれというよりは、カメラマンに近いというか。
いや、うまいんですけれど、切り取り方がセンセーショナルで。

11歳で才能が認められるほど、早熟。タンスとか、中国の人形とか、アレ、14歳のときの作品ですよ? 中二で、あんなの作れないから!
嵐が丘の挿絵なんて、ホント、ピッタリ! すっかり忘れていたけど、ヒースクリフ、確かにこんなコだったなーって思い出しました。

個人的には、そんなに好きな画風じゃないです。
きっと、数年前なら「キライ」って言っていたと思います。
今は、「面白い」に変わりました。好みって、変わるんですねえ!

なんかね、男性客が鑑賞しているときは、「邪魔しないようにしよう」って思っちゃう展示でしたよ。←変な気を遣い過ぎ!
ホントは、絵を見ているお客様の表情の変化、観察したかったです。いやー、バルテュス、刺激的で、面白かったです!

で、ウルトラブックが戻ってきました。おかえり、ウルトラブック!
一ヶ月近く、入院でしたが、大勢に影響がないという!!! あああ!!! あんまりなので、あとでアメブロでも書くのにつかいまーす。

 

 

 

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