日本って、こんな国だったっけ?

ヤジ問題。

白熱していますね。

ヤジの習慣は、一般庶民である私には昔から理解不能でございました。
なんで、「先生」たちが、あんなに悪い言葉を使うんだろう???
今回のことが、流れを変えるとしたら、それは、素敵なことだと感じます。

が、それは、それとして。

我が国は、こんなに糾弾する国だったでしょうか?
「なんという暴言、誰? 犯人は?」って
声紋まで調べて云々の話が飛び出すような文化だったでしょうか?

肌感覚だけで言うのですけれど、
「あいつが怪しい」ってみんなわかっていても、あえて言わない、
言わないで、「以後、慎むように」で手打ち……というのが
多かった気がするのです。

まあ、だからこそ、シラ切って、かなりカッコ悪いことになったりしちゃうわけですが。
しかし、こんな魔女狩りをする国でしたっけ?

余裕がないって思うんですよね。
反省も改善も必要だけど、こんな風に、何かにぶつかるまで止まれないところまで
行っちゃうのって、私が知っている日本じゃないです。

ま、極端にブレると、今度は反動が生まれますから、少し長い目でいろいろ見ていこうと思います。
ただ、なんかねー、子供の声がうるさいから静かにさせろとか、
子供がケガするから遊具を撤去しろとか、そういうことと根が一緒のような気がするんですよね。
確かに一理あって、揺るぎない正義なんだけど、そればっかが過剰に働くと、もう何も残らなくなっちゃうというか。

ともあれ、一回、そっちにブレてみるのもいいかもしれませんね。
この先、まず、セクハラヤジは飛ばないでしょうし。
いい面もあります。

こういうのって、当事者の思いとは別のベクトルで動いていっちゃうんでしょうね。
もういいって思っても、止まらなかったり、黒幕かくしてしっぽ切りがあったりして。
非常に、今の時代っぽい事件だと感じます。少し前なら、言われっぱなしですもんね。
これくらいやらないと変わらないってことでしょう。困ったものですね。

でも、政治家ならば、腹芸で納めてくれよって思ったりしますよ。
基本はグレー。でも、白黒つけるのは、ご自身で。カッコよくあって欲しいです。

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