『ボッティチェリとルネサンス』

先日のリベンジで、行ってきました。

贅沢です。テンペラの世界、受胎告知の大きさ、個人的には、フィオリーノ金貨からメディチ家へ、そして、ボッティチュリにアプローチする切り口も新鮮でした。

ボッティチェリの作品をもっと見たいと思いました。フィレンツェに行きたくなりました。《ビーナスの誕生》のビーナスだけのピックアップとか、なかなか貴重なものを見られた気がします。ボッティチュリの受胎告知のマリアは、アンニュイで魅力的です。

フランチェスコ・ボッティチーニ《幼児イエスを礼拝する聖母》も、キレイでしたね。しかし、この作品も含め、なぜ、聖母は軒並み美しいのに、幼子は、性格悪そうなんでしょう。以前から謎でしたが、また疑問を深めました。

工房作品とはいえ、後半の明らかな劣化も印象に残りました。美しいと、焼かれてしまうかしら? みんな、顔が伸びる呪いにかかってしまったみたい!

エドワード・バーン=ジョーンズが、唐突に出てきたのも、楽しかったです。

「へー、これを!」と、新鮮な気持ちで鑑賞しました。予定より長く美術館に居残ってしまい、うっかり笙の稽古に遅刻したのは内緒です。

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