迷ったんですよ。一応。
玉さま、見てる場合じゃないと。が、一幕見なら、42分だし。42分も許されない人生は、生きてる価値がなかろうと。
一幕見は、20年ぶりくらいです。昔、昔、その昔。
作法は、忘れてますが、まあ、なんとかカンでいけます。
で、玉さま、美しい!
最初の道中だけで、「一目見たいと身を滅ぼす」感じ、肌感覚で上がってきます。ゾワゾワ。
最後の羽織は、なんの意匠なのかしら?
オペラグラスなしではわかりませんでしたが、ふと龍が浮かび、私は龍は背負えないと自分にがっかりしましたよ。あ、でも、真剣に書いているときは、あるいは、龍に乗っているかも知れず、そこは、自分を慰めました。
龍を背負う、侍らす、戯れる……玉さまは、すべて息をするように容易くこなすでしょう。うむ。粋と艶、色と闇で、すべてを支配してしまうでしょうとも。
最近、歌舞伎で意識を引き上げるを覚えた私。一幕見は、ありがたいシステムですね。宝塚にも、ショーだけが昔はありましたね。懐かしい記憶も飛び出しました。