歴史は、勝者の記録です。
だから、勝った側に有利なように、事実が改ざんされていきます。
人間関係でも同様で、強い者、声の大きい人の主張が通ります。
当事者ではない人たちは、彼らが作った物語を信じます。
この前、お友達と会ったときに、知人の悪い噂を聞きました。
私は、知人の言い分を知っていたので、「それは、非常に一方的な話で、作られた物語かもしれません」と否定しておきました。
ただ、知人本人ではないため、詳しい話は出来ません。
「もう一段違う物語がありますから、その話はもう広げないでいただけるとありがたい」とお願いするのが精一杯でした。根が深すぎて。
こんな風に歪曲された物語が一人歩きしているのだと、愕然としました。
なんという悪意なのでしょう!
ずっと、これにさらされてきたなんて!!!
でも、同時に思いました。
強者が全力で潰そうとしても、潰しきれなかったということです。
これは、弱者の勝利ではないでしょうか?
生き残ること、次に伝えることが出来れば、歴史が見直され、伝説のメッキが剥がれるように、悪意を持った情報操作も、いつかボロが出るかもしれません。
噂話、聞けてよかったです。
教えてくれて、ありがとう。視野が広がりました。
私も、もうひとつの視点を持てました。
いつか自分が同じ目に合ったとしたら、そこでしぶとく粘れそうな気がします。
ひとつ前の日記でいえば、こっちの情報操作は、「わざと」ですねー。
他人事ですが、腹が立ちます。ひどい話です。
辛抱強く、一人歩きしている悪意を受け流してきた知人を尊敬します。
知人のお供は、正義と真実。
それだけあれば、虚栄と悪意に満ちた宮殿から追い出されても、いっそ、清々しく、幸せかもしれません。