なぞなぞ脳

9月は、比較的余裕があったのですが、月末にかけて急に忙しくなってきました。
「アレ、どうなったのかなー?」のお話がいくつかあって、それが、みんな
同じタイミングで「この前のあの件ですが」とパタパタタ~と飛び込んでくる感じです。

いきなり、渦巻きが巻き起こって、「ありゃー!」みたいな感じでしょうか。

いろいろ必死でやっております。

そんな中、かわいい本が届きました。

近日発売のなぞなぞ本です。

なぞなぞに、イラストがてんこもり!

章月は、ほんのちょっぴり。
占いとおまじないを書かせていただきました。
で、この12星座の占いページのキャラクターがまたかわいい!!!!

余談なんですけれどね、この本、小学生向けなんですね。

そうなんですけれど、即答なんて出来ないんですよ?
「え、えっと、えーと。あああ! アレ!」みたいなノリ。
ヤバイです。ピンチです。のうみそが固くなっています!

世の中には、なぞなぞ作家さんがいらっしゃるんですって。

なぞなぞ脳って、頭がよさそう!!!

一年中、なぞなぞを考えているって、どんな暮らしなんでしょう?
え? 一年中、占いを考えている暮らしはどうなんだって?

「一年中、なぞなぞを考えている暮らしってどんなんだろうー?」と
ポケッと口を開けて夢想する暮らしです。
なお、当社比です。よその立派な占い師さんは、もっと素敵に
キラキラなさっているでしょう。たぶん、きっと。

さて、きょうは、パワーストーンデーです。
パワーストーンデーって、なんでしょう? ふふふ、また、ご報告いたしまーす。

 

「はじめに」

12月に発売される本の「はじめに」を書きました。
これで、「書く」作業は、一段落です。
書籍の中で、「はじめに」は、最初に読むページなのに、最後に書くとは、コレいかに???

今年はものすごく不思議な一年で、これが5冊目の本となります。

1冊目は、『裏の顔まで見える本当の心理テスト』。碓井昌史先生との共著になります。
2冊目は、『こっそり読みたいオトナの心理テスト』。
3冊目は、『あやかし緋扇 千年の秘術 うらない・おまじないBOOK』。
4冊目は、『男子のココロをこっそり探る! 小悪魔★恋愛心理テスト』。

そして、もう一冊加わります。いやー、過去にこんなことないですから!!!

本当に何がどうして、こんな幸せな一年になったのでしょう?

こちらの他にも、Misty特別編集で、『コンビニ★スイーツ占い』と『隠れたホンネを暴く! 血液型パーフェクト』にも、占いが収録されております。

で、となるとですよ!!!
前書きの「はじめに」も、もはや、どうしたらいいのかわからなくなりまして……。

『あやかし緋扇』の占いBOOKには、「はじめに」はなかったのですが、メッセージはございます。こちらの編集を担当してくださったマイコーちゃんがアイデアウーマンでして、一冊の中に本当にいっぱい愛が詰まっているのですが、最後の最後に「直筆でメッセージを!」とリクエストいただきまして、悪筆を披露しております。

そういえば、アレって……。

小学館さん、今、本社ビルを建て直し中なんですが。
ホラ、漫画家さんたちが本社ビルに贅沢な落書きをしたというニュースがあったでしょう?
あのニュースの少し前、お引越しがあったのですね。
で、そのお引越しの中、ダンボールだらけの中で、直筆メッセージを書いたのですよ。
「〇時までに、全員撤収」命令が出ている中、「出来ましたー」した記憶がございます。
つい最近のことなのに、なんだか去年のことのように感じますよー。

もし、『あやかし緋扇 千年の秘術 うらない・おまじないBOOK』をお手元にお持ちの方は、「ああ、コレが!」とご確認いただけると楽しいかもしれません。お持ちでない方は、この機会にぜひ、お求めいただいて(笑)。
そう致しますと、『あやかし緋扇』の作者のくまがい杏子先生にも「あまりにも似ていて、初対面という気がしなかった」とおっしゃっていただいたマイコー画伯による章月の似顔絵もお楽しみいただけるかと。

あれ、話が脱線しちゃいました。

とにかく、2013年5冊目の「はじめに」、頑張りました!!!
12月、ぜひぜひ、「あー、コレね!」とご確認いただければと!!!

詳細、また、お知らせいたします。
こちらもまた、たくさんの方々に支えられて生まれる一冊です。
ぜひ、お楽しみいただければと思います。

本当に、すべてみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。
今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。

『現代霊性論』

駅ナカの書店で、見つけました。文庫版です。
もともとは、2010年に出版されたそうです。
内容は、内田樹氏と釈徹宗氏の2005年9月から半年、
神戸女学院で行われた講義の記録です。

読めば、目からウロコが何枚も落ちます。
ポロポロポロポロ、そうだったのか!!!と。

特に、都心部で占いがはやる理由、いかにも納得しました。

私が対面占いに踏みきれないのには、理由がありまして、
占いは、呪いだという思いがあるからです。

「こうなるでしょう」と言われたら、高い確率で、
そっちにひっぱられてしまいます。
雑誌やwebは、「読まない」選択もありますし、
音で聴くわけではないから、自分で選ぶことも出来ます。
だから、私の占いを読み、それを指針にするかどうかは、
読者さんの判断であり、考えひとつなのです。

しかし、対面となると、影響力が強くなります。

昔から人の相談に乗ることが多いのですが、
ある時期、的外れになることが続きました。
それは、20代のころ。
話していて、助言が上滑りになっていくのがわかりました。
なぜか理由を考えてみたら、私のやり方を相談者は
実行できないのです。
最初の一歩は踏み出せます。これまでのパターンとは違うから、
ここである種の「手ごたえ」はあります。
ところが、二歩目にどうしたらいいのかわからなくなるのです。
アドバイザーである私は、そばにいません。

人の性格、価値観、行動パターンを無視してはいけないと学びました。

さらに、年を重ねると、上滑り感が消えてきました。
今は、ほどよい聞き手になれている気がします。

本書の中では、宗教的な縛りが消えた分、占いで縛っているのでは
ないかと語られていました。そうかもしれません。
「今年は大殺界だから」
「ある先生によると、私は〇〇歳まで、ダメらしいよ」
そう言い切る友人の気持ちを変えることは、非常に難しいのです。

たとえば、大殺界なんて、ただの空亡ですから、どうってことはないし、
空亡の意味を広げていけば、天井知らずにのびる可能性だって
あるわけです。でも、細木先生の物語がお気に召している以上、
その人は、細木先生の世界観で生きていくことになるのでしょう。
いつのまにか、暗示にかかって、その通りに生きてしまう、そして、
それが「当たる」ということになるならば、なんとマヌケな話でしょうか?
細木先生はすごい方だと思うし、おそらく、もう一度ブームがくると
私は踏んでいるのですが、それでも、それをうのみにする友人が
気の毒に思えてなりません。
自分の人生なのに、考えること、感じることを放棄してはいけません。
占い師ごときに、ゆだねてはいけないのです。
(ええ、私は、占いを書くことが生業ですが、何か?)

本書の中で、村上春樹氏に関する部分も、面白かったです。
へえ、そんな風に世界を見ていらっしゃるんだ!!!
個人的な興味はさほどないため、こういう形で伝え知る側面は
非常に新鮮です。
「誰にでも出来ることだから」
私にも、出来るかもしれません。これまで使ってなかっただけで。
もしかしたら、こちらをお読みくださっているあなたにも。
なんのこと?
そう思われたら、ぜひ、本書をお買い求めください。いい本なんですよ。
頼まれてもいないのに、宣伝文を書いているのです。
だって、600円払ったくらいでは、絶対に聞けない、
教えてもらえない知識、視点が満載なんですよ。びっくりしますよ。

新興宗教の大きな流れ、特に、日本人の5人に1人は、大本の関係者というのは、
初耳で、まあ、無知なだけですが、驚き、妙に納得いたしました。
靖国神社に関しても、ひとつ、クリアになりました。
そういう、「なにかありそう」「でも、誰に聞けばいいの?」
「ちょっとヤバそうで、聞けない」ことの手掛かりが惜しみなく出されていて。
私には、とてもよい一冊でした。

いずれにしても、人の考えですから、偏りもあります。
それでも、自分を作る上で、何をよしとし、何を切り捨てるかの
指針になってくれる一冊だと思うのです。

自分の仕事に落とし込んでいけば、こんなことを考えます。
縛りではない占い。
鏡のように、相談者がご自身を見つめ、答えを見つけて
お帰りになれる対面占い。
それなら、やってみたい気がしますね。