日々のこと

章月綾乃の日々のこと。

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パンのミホ

日本橋室町にある美容室で、髪を切ってもらっています。
美容室のオープンと私がこの町に部屋を借りたタイミングがわりと近いので、
情報交換をしています。

「土曜日だけのパン屋さんがあって」と聞いて、2ヶ月くらい経って
やっと今日、行けました。

食パンは2種類だけ。
「半分でも大丈夫」とおっしゃるので、「では、2種類を一斤ずつ、お手数ですが半分に切ってください」とお願いしてみました。
「ちょうど、今、黒糖が焼きあがるので」と焼きたてをいただくことに。

ふわふわ、つるつるで、おいしそう。つるつるってなんだよ?ですが。

教えてくれた美容師さんに半分お届けして、といっても、サンタクロースのように、玄関先において「パン、あるから見て」とLINEでお知らせして終了。

焼きたて黒糖パン、うまー!!!
(つまみ食いしました)

さっき、はまの屋さんでサンドイッチ食べたのに!
あ、はまの屋さん、今日はめっちゃお客さんが入っていて、安心しました。
よかったー!!! 周知されましたね。もうこっちのもんだ!

三越B1に期間限定で出ているパン屋さんもおいしくて、嬉し気にいっぱい買っちゃった! 

きょうのお茶は、中目黒の岩茶房さんの極品肉桂。
やっと肉桂に手を出しました。うまいなあ。なるほどなあ。


でも、このコクとうまみは、秋冬が合うかもしれませんね。では、今日は仕事、頑張ります。

2024年4月20日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

三井記念美術館「茶の湯の美学」

毎年恒例の三井のお雛様、同じマンションのマダムに誘われたのですが、あいにく年末の忙しさで予定が立たずにお断りをして。

でも、立地としては、非常に近いのです。
ちょうど、お茶の世界ということもあって、初日に行きました。
ついでに、年パスも作りました。

仕事をひとつお届けしてから出かけて、昼下がりだったのですが、
公開初日ということもあり、お好きな方がいらして、一作品に一人張り付くみたいな感じでした。
わかりやすいのは、やはり、利休。黒の美学は、昭和生まれの私にはよく響きます。
最初、集中して見過ぎて、すっかり疲れてしまい(美術展あるある)、後半の古田織部と小堀遠州は、ゆるい牛歩に負けてまた今度にすることにして、ざっくり流しました。

でも、いくつかの器は、初めてじゃないなー。
「俊寛」は記憶に残っています。わからないなりに、前はよく行っていた美術館なので、「お久しぶり」な気がします。

千利休にまったく興味がなかったことが今回、よくわかったのは、
最期がかなり壮絶だと初めて気づいたこと。
切腹の上、首を晒された???
武家社会、怖っ。
そんな状況の中、よくお道具が残されたものだと思いました。

また、お手紙の数々が、ちょっと面白いですね。
覚書みたいな内容で、でも、そこに思いがあるのだろうなあ。
「易」ってなんだろう?って思って(ええ、この程度ですよ)、
へえ、千利休は晩年の名で、宋易が通り名だったのかと。
で、「易」サインで終わると。いろいろ知らないことだらけです。

年パスも作ったし、三菱一号館のバーン=ジョーンズ展並みに通い倒そうと思っています。あれも、相当通いました。

千利休でさえ、この無関心ぶりですから、織部、遠州なんて、さらにわからないわけ。とりあえず、「へうげもの」の漫画を5巻まで読みました。全25巻なの、きっと最後まで読んじゃうな。

しかしですよ。「姥口」とかね、さりげなく、悪口で面白かったです。
非常に人間臭い。だからこそ、ずっと受け継がれているのでしょうね。今度、イヤフォンガイドも借りてみましょうっと。

2024年4月19日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

寝ても寝ても眠れる怖さ

今日は、自宅で猫番です。
朝9時に起きて、御代の光からスタート。
どうしても塩ラーメンが食べたくて、中華街で買ったラー油の素になる炒めた七味みたいなのを入れて作って、足湯をして、また、寝ました。

次に目が覚めたら、14時ってなんなのでしょうか?
カルディで買ったオーギョーチを食べて、今、寿月堂さんに
「箱と中身の期限が違いましたよー」だけお伝えして。
よしよし、任務完了です。

箱が立派なんだけど、結構ナゾな作りでフタだけ桐なんですよ。
もっとも、桐の箱も専用だと使い道がよくわからなくて、わりと捨てています。私は。博識な方、正しい使い方を教えてください。いちいち使ったら戻すものなのでしょうね。きっと。うむ、ここに教育と教養が出てしまいますね。

御代の光の淹れ方が結構難しくて。
ぬるめの温度なのだろうとわかるのですが、美味しさを引き出すのは、
きっともっと凝らないとだめでしょうね。急須とか、水とか。
キリがない。だから、茶道楽なのでしょう。そりゃ、家も潰れますよねえ。
なので、出来るだけほどほどに。
ただ、いいお茶だと私にもわかってしまう。
「ああ、お茶って、金気を嫌うんだな」って。フィルターが金属でしょう。
あれ、きっと竹とか、そっちのほうがいいのでしょうね。
陰陽五行の法則に回帰していきますね。お、占い師っぽい!

うっとりととろけるような美味しさ、余韻がすごいんですよ。
岩茶から始まった茶沼が、日本茶着地したら、それはそれですごいです。
そっち行きたいなあ。願わくば。

猫がトンネルの中で吐いていて、ざっと水洗いして、
お天気がいいから、ベランダに出したら、ヤジ猫たちが
「なんだ、なんだ」と集まってきて、ちょっと笑ってしまいました。
君たち、それ、濡れているから!
もうちょっとお待ちなさいよ。

猫の好奇心はかわいいですね。

今週から受け始めた池田知久先生の講座が面白くて。
馬王堆出土の易についての講座ですが、
研究者の間では、乾の四徳と言われている「元亨利貞」は、
少し前の解釈というところから始まります。
「元いに亨りて」は通常通りでよいのですが、
利は助動詞で、貞は神に問う、占うという意味になると。
文法をしっかりやっていけば、易にまとわりついているフワフワした
要素はなくなっていくと。

研究家の方々のお話は、本当に面白い。
池田先生は、地下から出た資料に着目されてきたそうで、
地下から出た、つまりは、お墓ですよ。
墓からの出土品が、知のタイムカプセルになっていて、
こうやって、違う国の末端の人間にもある時代のあるタイミングでの定義が学べるって、本当にすごいことです。

私が何千、何万人いても、きっと「墓を暴く」なんて許さないだろうしなあ。
いや、何千、何万も私がいたら、その中の一人くらいは、「墓、開けよう」になるかもしれないですが。まあ、その辺はわからん。

初回の講座で「落ちこぼれないように、しっかり予習」と言われて、
人に教えるプロだなと思いました。落ちこぼれないように気を付けます。
「元亨利貞」の定義がひっくり返される授業なんて、私を破門にし、締め出した先生は絶対に許さないでしょう。今でも仲良くしている易の先輩に「面白かったです」と伝えたら、「いろいろな考えがあるから」とやんわりと窘められてしまい、そうだよねえ、無理もないよなあと思いました。道は違え、もう戻れないのだとしみじみ思いました。さようなら、私の易の始まりにあった七年間。

まだ、たまに思い出すのですが、もうちょっとしたら過去になるでしょうね。
そうなんだよなあ。時代錯誤でお茶くみがあって、先輩にやらせるわけにはいかず、私が引き受けたのですが。お茶くみのために、割れないステンレスの急須を買ったりして。ステンレスの急須は、大変造形がかわいくて、好きなんだけど、
さっきの「金気を嫌う」を思い出すと、どうなのかしら? でも、銀の器とか、鉄のヤカンとか、いろいろあるから、いいのかなあ? わからんな。また、いろいろ調べたりしながら、自分なりの解を求められるといいなと思います。

お茶が生活に入ってきて、非常に丁寧に暮らしている気がします。
足湯も始めましたしねえ。いつまでこの丁寧かはわからないですが。

戯曲科時代の8歳上のお友達が、「年を取って、全部つながっているってわかってきて」って言っていたのを思い出します。本当にそうだなって思っています。

次に生まれてくるなら、もうちょっと教養が自然に身につく環境がいいなあ。
前世見の人に「今世は、気楽にやりたいって思ってきたみたい」って言われて、
きっとそうなのだろうけれど、結局、「しきたり」とか、「昔からの」に目が向くんだから、しっかり仕込まれる育ちがいいですよ。と思ったりします。ちゃんと文化的な環境の中で育った人と出会う度に、自分のインチキさがわかるって、結構キツいです。まあ、そういうのが許される時代で、国なんだけど。
この辺は折り合いつけていかないとですね。言っても仕方ない。



2024年4月17日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

お茶の記録

今日は、お茶をいっぱい飲みました。私がいかに節操なしにいろいろ集めているかがバレますが。

まあ、バレてますね。

朝は水出しハーブティー。こちら、期限切れのティーパックをせっせと消化しています。

お昼前に日本橋へ行き、まず、煎茶堂さんのレモングラス入り煎茶。美容院でヘアカラーをした後、打ち合わせへ。

日本橋に戻り、まず、三徳堂さんで買ってきた苦丁茶若葉。これが、蓋碗に色がついてしまい、大変焦ります。まあ、いいんだけどさ。若葉だから食べられるよ!って書いてあり、食べてみたら、私には無理でした。

作業が終わらず、毒薬、プワゾン、Poisonを。辰翼茶荘さんの単叢鴨屎香。まあ、うまいですともさ!

だいぶ満足しましたが、寿月堂さんの御代の光を人にあげないで自分で飲むことにしたら、外側と内側で、賞味期限の日付が違ったんですよ! 実際は2ヶ月も早いわけ。手違いなんでしょうが、これはいかんでしょう。御進物にしていたら、やばいじゃん。

まあ、開けてよかったよ、で、ついでに淹れたら、やはり美味しいんですよ。うっとりしました。クレームじゃなく、親切でお知らせしますかね、お客様にお叱り受けたらかわいそうだしね。こんなにいいお茶なのですから。

飲みすぎでしょ。でも、眠いの。不思議ね。

猫集め。白はニューフェイス。いただきものです。

地味にお茶受けもGINZAsixで調達しました。

2024年4月16日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃

2024映画4「ソウルフル・ワールド」

すごく観たかった作品で。

やっと観れたわけですが。うーん、悪くはないけど、すっと落ちなかったなー。

いちいち、猫に落とさず、22を猫にするとか、なんかなかったんですかね。

いや、それだと身近な人との関係性が変わらないのかー。やっぱ、アレでいいのかー?

22が闇落ちするのは、想定内だけど、なんかそのあたりの処理が大変気持ち悪く。あと、人間違いされた人、あれは、怖かったでしょうね。本来のメンターのなんちゃら博士もどうしたんだろう?があり。

メーテルリンクの青い鳥は、本当に尖った作品なんだなーと改めて思いました。

2024年4月15日 | カテゴリー : 日々のこと | 投稿者 : 章月綾乃