音の響き

息吹之笛をいただいてきました。
笛吹き雲龍さんのワークに、おじゃましました。

登り窯で焼いて作られた土笛で、磐笛に似た高い音が出ます。

こちらの日記にも、一度登場していますね。そう、たまごんです。
しかし、なぜかたまごんは、友人に差し上げてしまいました。なぜか、そうするべきだと感じて。

きょうは、巡り合わせで、黒い息吹之笛が手元にきました。不思議なことに、たまごんより黒い息吹之笛のほうが、最初から響くのです。いや、音は出ませんよ。私、へっぽこですから。

雲龍さんは、境界の話をなさっていました。たとえば、水面。水と空気の分かれ目。なかなか水に浮かばなくても、浮かぶ過程を待つこと。楽しむこと。
いつか浮かぶことが出来たら、いきなり世界が変わるのでしょう。なぜ、浮かべなかったのかが、わからなくなり……。

このワークに初回から参加されているお客様のお話も、面白かったです。
声を出す前に、土笛を吹くと音が整うそうです。笛の音は聞こえないのに、まだ、残っているようで。

なんだか、イメージがわきませんか?

音を出すのは、音楽の入口。
その先には、音に委ね、任せ、楽しみ、響き……。
明日は、笙の合同練習会なんです。
響きの中に身を置く、私にできるでしょうか?
せめて、心得だけは、ね。
imageimage

このエントリーをはてなブックマークに追加