名前には、ある種の力が宿るようです。
今度、先輩にご挨拶に行くことになりました。
ご紹介くださったのは、森冬生先生なのですが、なんと私と同じ名前の
同門の先輩がいるというのです。
森先生が近々お会いになるとおっしゃっていたので、ざっくりネットで調べ、
事前にTwitterのアカウントをフォローしておりました。
夕べ、気づいていただけたようで、先方から先にご挨拶のメールを
いただいてしまいました!
来月早めに、うかがえたらいいなあと思っております。
で、ここまでは、本名の話です。
ペンネームである「章月綾乃」でも、あるのです。
綾乃つながりでご紹介いただいた方は、今でも仲良くしていただき、
いろいろなことを教えてくださいます。
魔女の飲み物、願望のかなえ方……。
両方とも、このブログでご紹介しております。
綾乃じゃなければ、教えていただけなかったことに違いありません。
そのうち、アヤーノ・アヤノでユニット組んで、なにかしようって
話しているのですが(笑)。
そういえば、昔、こんなこともありました。
旧姓で演劇の台本を書いておりまして、その紹介記事が日経新聞に載ったのです。
事務所に電話がかかってきて、たまたま私が受けました。
「この戯曲を書いた方、日本語の教授の〇〇先生ですか?」
「ち、ちがいます」
当人、しどろもどろです。というか、そんなこと聞いて、どうするのでしょ?
「あ、そうですか」
それで、終わったのですけれど。焦りました。
今でも、旧姓で検索をかけると、トップにその先生の名前が出てきます。
いつかご挨拶したいものです。
でも、「同じ名前なんですよ」「はあ」で終わりですよね。
そこからの発展性がないというか。
それなら、別に挨拶しなくてもいいかしら?
その前に、先生のご著書、一冊くらい読んでみれば?の世界ですね。
まあ、また、いつか考えましょう(おいこら)。
たまには、ホラー落としで。
霊感のある編集さんが、こんなことを教えてくださいました。
「しょっちゅう、幽霊が寄ってきて」
「えー、たいへんですね」
「この前、とうとう、憑かれてしまいました」
「え、なんで?」
「祓うときに教えてもらったのですが、どうやら、名前が同じだったらしいです」
名前が同じだと、共鳴しやすいんですって。入りやすいというか、
憑きやすいというか。
こわーい!
彼女の名前、比較的珍しいんですが。ちょっと古風で。
古風だからこそ、さまよえるものを引っ張っちゃったのかもしれませんが。
ファンタジーにも出てきますものね。
まことの名を知られてはならない、などなど。
名前は、私たちの大事な分身なのかもしれませんね。