どこまで許すのか

占いは、一種の暗示です。
未来を占うと、型にハマります。
「当たるはずない」
「信じないから」

口でどう言おうとも、作用してしまうでしょう。
個人差はあります。同じ薬を飲んでも、へっちゃらな人もいれば、副作用に悩む人がいるように。

一部のマニアをのぞいて、一般には、気休めや安心が欲しいときに占いが目に留まるのだと思います。だからこそ、お気をつけて。うかつに占うと、ミスリードされる可能性もあります。

どこまで、占いの支配を許すのか。
ご自身で線引きをしないと、主従が逆転しかねません。
日常的、ごく平凡な事項、誰にでも起こりうることまで、占いに理由を求めてしまうと、運の流れに飲みこまれてしまいます。要注意時期には、必ず、悪いことが起こるようになるでしょう。ご自身が、そう望まれていますから。
占いが当たって欲しいから、当たるように暮らしてしまうのです。
そうすれば、いざというときに、迷わずに済むから。
「今はいい時期だから、いいことが起こるはず」
「今はダメな時期だから、ダメでも仕方がない」
これでは、占いが主で、ご本人が従です。そういうの、窮屈ではないですか?

「いい時期だから、何か始めよう、強気でいこう」
「ダメな時期らしいから、気を付けながら進もう」
これなら、道具になります。ご本人が主で、占いが従です。

私は、占いに自分の人生を明け渡したりしません。
占いですべてが決まっているなら、なんのために、生きているのでしょう?
予定調和の一生なんて、まっぴらごめんです。

平均値は、ココ。
でも、あなた次第で、大バケするかも? ヘタしたら、落ちぶれるかも?がいいです。
主従逆転がお好きなら、一喜一憂なさいませ。でも、私は、占いは道具や情報という位置づけだと思っております。どこまで許すか、これは、ご自身が決めるしかないことなのです。

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