伊勢丹で、22日から開催されるサロン・ドュ・ショコラへ行ってきました。
通年、前日にアイカード会員限定の内覧会がありまして、そこにチラリと。
唐突ですが、「憧れ」ってありますよね?
私の憧れは、こちらです。ボナのバケット・オウ・ショコラ! 630円。
あれ? ちょっと、写真ボケちゃいましたね。すみません。
要は、タブレット型チョコレート、バタつきフランスパンなんですが。
「フランスの子供たちは、バゲットに板チョコを挟んでおやつにする」などという文章を読み、ぼんやり憧れていたわけです。そりゃ、やろうと思えばできますよ。材料は、板チョコにフランスパンに、バターですもの。日本でも手に入ります。簡単です。
でも、なんかこう、商品として買いたかったんですよね。
もうすっかり満足しました!
あと、通年、絶対に買うのは、パトリック・ロジェなのです。しかし、今年はもう諦めました。無理!
だって、「1968年5月の石畳」、14,700円なんですよ。
そりゃ、買うのは、不可能ではないですが、そうやって手に入れたとしても、食べる味は、罪悪感です。
パトリック・ロジェは、美味しい。私の中では、別格です。
しかし、そんな異常な値段設定のものを買うレベルの暮らしはしていないと、やっと分別が戻ってきました。過去には、ロジェのショコラに15,750円出したこともありました。一個1,500円だか、1,200円だか忘れたけれど、すごーくキレイなやつも食べたし、人にも差し上げました。でも、そのときは、ここまで日本の景気は悪くなかったのです。
冷静になってみれば、ロジェの新作を全部食べられるわけではないわけで。
「もういいや」って、やっと振り切れました。
サロン・ドュ・ショコラの見えない呪縛から、やっと逃れられました。うちには、限定エプロンやTシャツがありますから、長かったですよー。
第一回目のときから、パトリック・ロジェは、突き抜けた価格でしたねー。
記憶が確かなら、初回は、10,500円だったと思います。
当時はとても出せませんでした。だって、チョコレートですよ?
でも、すごく未練が残って。
次の年は、12,600円に上がり、「ここで買わないと、一生食べられない!」と焦って、買ったら、大ヒット! 簡単にファンになりました。
まだ、ロジェのブースがあり、ご本人が来日していたような記憶があります。
さらに、次の年が、おそらく、15,750円。覚悟を決めて買って……。
で、一回、来なかったのですよねー。何があったのかなー???
翌年あたりから、商品だけ並び、10,000円以内にはおさまるから、ずっと買っていて。
で、とうとう、今年は脱落です。無理、無理、もういいやー。
あとは、テオブロマさんの「失恋ショコラティエ」のチョコレートセット。
ドラマ、2回目から見ているのですけれど、原作を損なわず、悪くないのではないでしょうか? まあ、「やっぱり、そこは、フランス人じゃなきゃ!」とか、いろいろないわけではないけれど、爽太くんは、好きになっちゃいそうだし、サエコさんも、腹ただしいほどかわいくて、「そりゃ、仕方ない。無理もない」って感じで楽しく最後まで見られました。
そして、IS…さんの980円の小っちゃいセット。ラム酒ボンボン入りです。
自分用には、以上です。あとは、人に差し上げるためのものをいくつか。
2014年のサロン・ドュ・ショコラ、終了! いや、きょうからだってば!
昨日は、午後から行ったのですけれど、もうベルナシオンのタブレットクレオールは、完売でした。きょうから、もちろん店頭に並びますけれど、一度並んでなくなったら、おしまいなんですよと売り子さんが言っていて。
で、そういう手元に、ベルナシオンが初登場だったとき、争奪戦だった商品は残っていたりして。
なんかいろいろ考えてしまいますねー。
だって、どのお店も、相当のレベルでしょ? それだけがあったら、「わーい」で買いますよ。しかし、全部は試せません。
イートインの試食がなくなったあたりから、出会いがなくなった気もしますねー。
あのころは、「試せるだけ、試したい」ガッツがありました。
もうこちらのキャパを超えちゃっているんですよね。
各ブースで配られる試食もよしあしで。あれで、おなかいっぱいになっちゃいますもん。3人で行きましたが、友人の一人は、なにも買わずに帰りましたよー。
「なんだか、気が済んじゃって」って。
各国のショコラティエのみなさんは、このイベント、幸せなのかなー???
ちょっと心配になりつつ……。
昨日の午後は、6階の暑苦しさに比べて、7階はスカスカで、こちらから回ればよかったと後悔しました。でも、オープン時は、行列ですごいんでしょうね。
では、本日から参戦のみなさま、頑張ってください。おいしいショコラとの出会いがありますように!