喪服の夢

喪服の夢。
母と一緒に、斎場に行きましたら、中がやたら広く、一大展示場になっていました。
たくさんの白いドレスがあり、それはどれも、喪服なのでした。中には、ミシンを操るお針子さんもいらっしゃいます。

繊細なレース、あわやかなフリル、大人っぽいシンプルなもの。何枚も何枚も眺めていたら、様々な悲しみの形が伝わり、泣けてきました。
婚約者とのお別れのドレス、恋人を送るドレス、戦死の知らせで身にまとうドレス。
まるで結婚式みたいに、たった一日だけ、お葬式のためのドレスが並んでいました。
私は、そんなドレスをとても素敵だと思って眺めていました。誰かを送るための一枚、さよならのための一着。ただ、自分には見つけられませんでした。私は、黒を着る……、なんだかそんな決意で目が覚めました。

古く、喪服は、白だったと聞きます。ウェディングドレスは、逆に黒だったんですってね。

棺から墓掘り、とうとう喪服選びまで! 私の夢世界は、一体どうなっているんでしょうね? 面白いです。
リアルな生活では、微妙にゼンマイが切れ、昨日は微熱で稽古をお休みしました。どうも力が入りません。困ったものでございますなあ。まあ、じわじわやるしかありませんね。

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喪服の夢」への2件のフィードバック

  1. うつくしい夢ですね。
    映像として迫ってくるものを感じました。
    わたしが身にまとうのは、どんなドレスかな?
    と、章月先生の夢の紛れ込んだかのように、
    考えてみました。

    黒い喪服を着る決意、というのも象徴的です。
    うまくいえないけれど、
    章月さんに合っているような気がしました。

  2. 森冬生先生

    すみません!!! 今、コメントに気づきました。
    どうもサイトのサービスがうまく機能していなくて、
    コメントのお知らせが出なかったのです!!!

    白い喪服、ロマンチックでちょっといいですよね。
    黒、私らしいですか? うひひひー。

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