去年、天海祐希さんを見逃しました。私のチケットで、見られたのは、宮沢りえちゃんでした。
だから、これは、初日に見たくて。
劇団新感線『蒼の乱』。
天海さんが出るだけでチケットを取ったので、早乙女太一くんや平幹二朗さんに、ひとりでびっくりしました。
いやあ、いいですね。非常に贅沢です。
お二人とも、さすがです。
ただ、築土神社を思うと、かなりドキドキしますね。
だ、大丈夫なの? この話。
主人公・蒼真を立てるために、将門がブレブレ。天下の大怨霊の怒りを買ってもおかしくないレベル。
将門キャラを犠牲にしたわりには、着地がナゾ。そもそも、設定に無理がありますが、いろいろ派手なので、煙に巻かれます。
照明がキレイで、なるほど、原田保さん。衣装もキレイで、考えられているなあと。
しかし、全部で3時間50分は、厳しいです。演劇って、凝縮することに意味があると思っているので。
でも、新感線は、出演者みんなに見せ場がありますから、まあ、短くなることはないですよね。
シアターオーブは初めて行きましたが、うーん、見やすいけど、なんだか疲れる劇場でした。居場所がない感じかな。クロークは、愛想がよく、好感を持ちました。